医学部入試

医学部の小論文も、そろそろ手をつけよう。(2018-12-18)

医学部入試は学力試験だけでなく、小論文と
面接も課されます。大学によっては適性検査
もあります。適性検査はともかく、小論文と
面接が、どのくらい合否に影響するのかは大
学によって異なります。ただ、今回の「医学
部不適切入試」を見ても分かるように、小論
文と面接で合否が入れ替わったりしています。

例えば順天堂大学医学部の2次試験では小論
文と面接が行われますが、男子と女子の2次
試験の合格ラインに0.5点の差をつけていま
したがその結果、全国81の医学部の中で最
も男子と女子の合格率に差が出ました。

小論文と面接に、0.5点の差を加えただけで大
きな差になりました。

このことからも分かるように、医学部の小論
文、面接は軽視できません。もちろん、近畿
大学医学部のように1次試験に合格すると
2次試験にも合格する可能性の高い医学部も
あります。しかし、近畿大学医学部でも1次
試験に合格しても、2次試験では合格出来な
い受験生がいることは事実です。

医学部の小論文で言えば、少なくとも「小論文
が原因で落とされる」ことの無いようにする必
要があります。あくまで最低限ですが。

特に現役の医学部受験生の皆さんの中には「小
論文まで手が廻らない」という受験生も多いの
ではないでしょうか?

医学部入試の小論文に多くの時間を費やす必要
は、ありません。しかし、やらないわけには行き
ません。そろそろ小論文にも手を付けてください。
その時に忘れてはならないのは、単なる小論文で
はなく「医学部の小論文」だということです。

時間が十分にあるわけではありませんので、医学
部の小論文に絞って準備してください。小論文で
大切なことは「書いたものを他者に見てもらう」
ことです。自分では書けたつもりでも、他者の眼
からは違って見えるかもしれません。必ず、書い
たものは誰かに見てもらってください。

私が考える「医学部の小論文で目指すべきこと」
は「出題されたテーマが、知らないことでもマス
は埋められる」です。もちろん小論文でも知識は、
あった方がいいのは当然です。しかし医学部受験
生にとって、小論文のための知識より先に覚えな
ければならないことは多いはずです。

医学部入試の小論文で「書けない」となってしまっ
たらどうしようもありません。与えられたテーマに
ついて、「知らないから書けない」では済まされま
せん。「よく分からないけど、なんとか書いた」
少なくともこうでなければ、勝負になりません。
医学部入試の小論文では、書いた内容の前に「書け
たか、書けなかったか」があります。

医学部の小論文で問われそうな知識を蓄えること
を否定はしませんが、全ての知識を身に付ける
ことは難しいので、その前に「どんなテーマで
あっても、よく分からないテーマであっても、と
にかくマスは埋められる」を目指してください。

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30日(日)の11時から17時の予定で「小論文
一日完成講座を無料で行います。小論文とは何か、
から始まり、考え方、書き方をお伝えした後に実
際に小論文を書いていただきます。その後、講評
があり、一人ひとりの小論文も添削して後日、お
返しします。

一日で「小論文で落とされることの無い」レベル
になっていただきます。小論文に必要な最低限の
ことは身に付けてお帰りいただける講座です。

詳しくは渋谷本校 0120-142-760
大阪校 0120-142-767
(いずれもフリーダイヤル)にお問い合わせくだ
さい。