医学部入試

岩手医科大学医学部で、8名追加合格(2018-01-09)

昨日、岩手医科大学がホームページに「平成
30年度医学部入学試験の追加合格について」
というタイトルのお知らせを掲載しました。

岩手医科大学は、過去の医学部入試において
不適切な取扱いがあったことを文部科学省から
指摘されていました。これを受けて岩手医科大
学は学内に調査委員会を設置しましたが、1月
4日に調査委員会から、調査報告書の提出を受
けた、とのことです。

調査委員会の報告書には「一般入学試験におい
て正規合格順位内にありながら、総合評価の観
点から不合格となった7名について、下位の追
加合格者と比較し、明確に不合格と判断する要
素が乏しく、不利益な取り扱いとなっていると
判断できる」と書かれています。

この報告書を受けて岩手医科大学は、医学部
入学試験において不利益を被った受験生への救
済策として「一般入学試験における7名につい
ては、平成30年度入学試験での追加合格候補
者とすべきであったことを認め、入学の意向を
確認したうえで希望する場合は、平成31年度
一般入学試験合格者として取り扱い、1年次に
入学できるものといたします」としています。

岩手医科大学医学部一般入試の募集人員は、
文部科学省の「医学部医学科の募集人員減への
臨時的な措置について」を活用し、募集人員
90名に変更はない、とのことです。

岩手医科大学医学部学士編入試験でも、他大学
の歯学部出身者が不利益な取り扱いを受けた可
能性があるため、1名を追加合格とすることを
発表しました。この追加合格者が入学する場合
は、平成31年度の学士編入学試験の募集人員は
1名減とすることも併せて発表されました。

昨日発表された岩手医科大学の「追加合格者につ
いて」の最後に、入学試験について「より公正な
入学試験を実施してまいります」と結んでいます。