医学部入試

昭和大学医学部Ⅰ期は、志願者76名増(2019-01-24)

明日は、昭和大学医学部一般Ⅰ期の
1次試験日です。昭和大学医学部は
文部科学省から「不適切入試」を指
摘されました。

このことに対して医学部受験生が、
どう反応するか、注目していました
が、医学部Ⅰ期入試の志願者は、前
年に比べ、76名、2.2%増えました。
募集人員78名に対し3.566名が出願
し、志願倍率は45.7倍になりました。

昭和大学医学部は、文部科学省から
「不適切入試」を指摘されましたが
昨年の12月28日にホームページで
医学部Ⅰ期入試とセンター試験利用
入試(B方式、地域別選抜)の募集
人員に変更が無いことを発表しまし
た。

東京医科大学が募集人員を半数以下
にまで減らすことになり、昭和大学
医学部志望者は、募集人員の減少が
あるかもしれないと不安に思ってい
たと思います。この心配が解消され
たことで昭和大学医学部への出願が
進んだと考えられます。

一方で、同じ昭和大学医学部でも、
センター試験利用入試の志願者は前
年に比べ64名減となりました。

昭和大学医学部センター試験利用入
試のボーダーラインは、得点率90%
近くになりますので現役生は、なか
なか強気にはなれなかったのではな
いかと思います。

さて昭和大学医学部一般入試は、最
初に英語と数学を140分で一緒に解き
ます。理科は2科目同時が当たり前で
すが、英語と数学を同時に解くのは、
医学部入試でも非常に珍しい入試です。

ここに昭和大学医学部入試のポイント
があります。

英語と数学の、どちらから解くのか。
先に解く教科にどのくらいの時間を使
うのか。このあたりを、事前にしっか
り考えておいてください。「なんとなく」
では、昭和大学医学部の合格はおぼつき
ません。

昭和大学医学部の数学では、他の医学部
では、あまり見かけない「データの分析」
「確率分布」もよく出題されるので、注
意が必要です。

昭和大学医学部の化学は、生命科学に関
する問題の出題が多い傾向にあります。生
命化学に関する問題では、問題文の中にヒ
ントがある場合がよくありますので、落ち
着いて問題文を読んでください。