医学部入試

日本大学の改革は進むのか?(2019-05-09)

日本大学は、1年前に起きたアメリカンフット
ボール部の不祥事をきっかけに、社会的に批判
を浴びて来ました。

さらに、文部科学省から過去の医学部入試で、
同窓生の子弟を優遇したと指摘されました。

こういったことから日本大学のブランドイメ
ージは、大きく損なわれました。日本大学の入
学試験では志願者が激減するとも言われました。

確かに日本大学一般入試の志願者は、短期大学
部を除く全学部合計では前年比87.6%となりま
した。受験生の日大離れがあったのかもしれま
せん。

学部ごとに見て行くと医学部のA方式の志願者
は前年比90.3%と1割ほど減少していますが、
これをブランドイメージの低下と結びつけるの
はどうかと思います。例えば不祥事と縁のない
近畿大学医学部一般入試の志願者は、前年を
約20%下回っています。私立医学部一般入試
全体でも恐らく前年を割り込むと思います。

日本大学の二つの歯学部のうち、歯学部の一般
入試の志願者は前年を上回り、前年比109.2%
でした。日本大学のもう一つの歯学部、松戸歯
学部の一般入試のA方式は1期も2期も志願者
は前年を上回り、前年比105.3%と153.7%でし
た。

医学部、歯学部以外の学部のことは分かりませ
んが、医学部と歯学部に関しては不祥事の影響
は考えなくていいと思います。

しかし、日本大学として「受験生のために何か
やろう」という意思は感じられます。医学部A
方式では、今年の入試から補欠に順位を付けま
した。不適切入試を認めた際に、それらしい言
及はありましたが、本当に補欠に順位が付いて
いて驚きました。医学部受験生には、ありがた
い措置だと思います。

また、一般入試の解答も日本大学のホームペー
ジ上で公表するようになりました。既に、N方
式と歯学部A方式の解答は公表されています。
入試問題の解答の公表は、他の大学にも広まる
といいと思います。

ただ、入試問題の解答も医学部、松戸歯学部で
は、まだ公表されていません。試験実施2週間
を目途に解答の公表をする、となっていますが
いまだに解答の公表はされていません。どこか
チグハグな感は否めません。

こういった中、日本大学の教職員が「理事長は
不祥事に対して適切に対応していない」として
提訴の準備を進めていると報道されました。

日本大学内部の問題はさておき、日本大学が受
験生に真剣に向き合う大学となっていくことを
望みます。