医学部入試

医学部全大学で面接実施、面接重視は止まらない(2019-06-14)

東京大学理科Ⅲ類が2018年2月の個別
試験(2次試験)から、面接を実施する
ようになり、国公私立医学部82大学の
うち、入試で面接を実施しない大学は九
州大学医学部(医学科)だけとなってい
ました。

この九州大学医学部医学科も来年度入試、
2020年度入試から面接を実施することに
なりました。

九州大学のホームページには「医学部医学
科が課す個別学力検査等における教科等の
変更について」として数学、理科、外国語
の他に面接が加わることが書かれています。

同じ九州・福岡の、福岡大学医学部の面接
に関する昨日の記事でも面接の配点が高い
ことをお伝え致しましたが、医学部入試で
面接を重視する流れは今まで以上に強くな
っていると感じます。

医学部受験生としては、医学部合格に向け、
面接対策を進めると思いますが単なる面接
対策ではなく「医学部の面接対策」を意識
してください。その際「医学部の面接だか
ら、こうだろう」となんとなくの想像で準
備をするのは危険だと思います。

多くの医学部受験生の面接指導をしていて
「それで面接に行くつもりだったの?」と
驚くことがよくあります。

「面接は、将来良き医師になるのか見極める
ために行う」といった事だけに終わらないよ
うに、医学部の面接官が満足する答えを準備
してください。

なお、医学・医療に関する知識については、
深い知識は必要ありません。それは、医学部
入学後に学べばいいことです。

ちなみに、九州大学では医学部だけでなく
歯学部でも面接が行われることになりました。