医学部入試

現役生が夏休みに、どうしてもやっておきたいこと(2019-07-17)

医学部、歯学部を目指す高校生の皆さんは、
間もなく夏休みに入ると思います。現役生
の皆さんだからこそ、夏休みにぜひやって
おいて欲しいことがあります。

それは「ゴールを知る」ことです。

「ゴールを知る」とは、どういうことでし
ょうか?それは、「最終的に自分は、どう
なっていればいいのかを知る」です。まだ
分かりにくいかもしれないですね。

「ゴールを知る」とは「医学部入試、歯学
部入試の入試当日、自分はどうなっていれ
ばいいのかを知る」ことです。入試当日、
そこで出題された問題で合格点を取るため
には、どういう学力が必要か、を知ること
です。

どれくらいの難易度の問題を、どれくらい
の時間で解けばいいのかを知り、試験当日、
それが出来るようになるために、今から何
をどうやればいいのかを知ることです。

自分が目指すべきゴールを知らないまま、
ただガムシャラに勉強をしていては、医学
部合格・歯学部合格というゴールに一直線
の勉強とは言えないでしょう。

では、ゴールを知るためには何が必要でし
ょうか?

ゴールを知るために必要なことは、自分が
志望する大学の過去問を解いてみることで
す。過去問が解けなくても当たり前です。
解けるかどうかを気にするのではなく、志
望校の入試問題のレベルを知ることが目的
です。与えられた試験時間で、そのレベル
の問題で何割解けるようになればいいのか
を知ることが重要です。

浪人生の皆さんは実際に入試を受けていま
すから、問題そのものの難易レベル、試験
時間は分かっています。しかし、現役生の
皆さんは、その経験をしていませんので、
入試当日にどうなっていればいいのかが明
確には分かっていないと思います。

そのような状態のまま、受験勉強に励んだ
としてもその勉強は、その受験生にとって
「正しい受験勉強」と言えないおそれが十
分にあります。

現役での医学部合格・歯学部合格を目指す
受験生の皆さんは、夏休みにぜひ志望する
医学部、歯学部の過去問を解いてみてくだ
さい。そして、どのくらいの問題が解ける
ようになればいいのかを理解してください。

これを終えれば「こんなに難しい問題は、
解けなくてもいい。自分はここまでやる必
要はない」ということが分かります。受験
勉強が志望校に向かって一直線になります。

現在の自分と、入試当日になっていなけれ
ばならない自分との間を、これからどうや
って埋めていくかを考えて、ゴールを目指
してください。自分が志望する医学部の入
試、歯学部の入試に本当に必要なことに絞
って勉強を続けてください。