医学部入試

新テスト、校長協会が要望を提出(2019-07-28)

2021年1月からセンター試験に代わって
実施される大学入学共通テストにおける、民
間の英語資格・検定試験の活用について、全
国高等学校長協会が文部科学省に対し、要望
書を提出しました。

全国高等学校長協会は、全国約5200校の
高校の校長が会員になっていますので、全国
の高校の総意と言っても良さそうです。

文部科学省に提出した要望書では、英語民間
試験の実施方法の確定、地域や家庭の経済状
況によって受験機会に差が出ないような配慮
などを要望しています。2学期に生徒に説明
するために、8月半ばまでの対応を求めてい
ます。

英語の4技能(読む、聞く、書く、話す)を
計るために、英語の民間試験の活用が決まっ
ていますが、詳細については未確定の部分が
残っています。このことから高校現場が混乱
しており、今回の要望書の提出につながりま
した。

要望書には「実施体制が整うまでは実施を見
送るべきだ、といった声が校長から相当数上
がっている」とも記載されています。

全国高等学校長協会は、現在行われている、
大学入試センター試験(センター試験)の
導入前も、準備が間に合わないとして当時の
文部省に延期を要請し、センター試験の実施
は1年延期されています。

大学入学共通テストについて高校現場も高校
生も不安を抱いたままです。一日も早く、受
験生が安心して受験出来る実施要領を確定し
周知してもらいたいと思います。

このままでは、本当に実施延期になってしま
う恐れを感じます。