医学部入試

大阪医科大学、950万円学費減免制度を発表(2019-08-22)

一昨日、大阪医科大学が医学部の6年間
の学費のうち、956万5千円を減免する
制度を発表しました。

大阪医科大学は、募集人員82名の一般
入試前期、募集人員15名の一般入試後
期、募集人員10名のセンター試験利用
入試、募集人員2名の一般入試大阪地域
枠を行っています。(大阪府地域枠は認可
申請中)

そして、この他に推薦入試にあたる「建
学の精神入試」を募集人員3名で行って
います。

今回発表の医学部の学費減免制度は、
「建学の精神入試」での入学者に適用さ
れます。

大阪医科大学医学部の6年間の学費総額
は3千141万円ですが、「建学の精神入
試」からの入学者に対しては、このうち
実習料、施設拡充費、教育充実費の半額
にあたる、956万5千円を減免するこ
とにしました。

この学費減免により「建学の精神入試」
からの入学者の6年間の学費は、2千
184万5千円になり、私立医学部で
は3番目に学費負担の低い大学になり
ます。

この大阪医科大学の「建学の精神入試」
は、1次試験の書類審査、2日に渡る
2次試験、そして最終試験のセンター試
験と3段階に渡って入学者を選抜します。

学力試験はセンター試験のみで、入試
要項にはセンター試験について「得点
率が概ね80%以上であること」と書
かれています。

大阪医科大学のセンター試験利用入試
のボーダーラインは、90%程度と考
えられますので、学力試験だけを見れ
ば、センター試験利用入試に比べチャ
ンスが大きいと言えます。

大阪医科大学の建学の精神は、「医育機
関の使命は医学教育と医学研究であり、
またそれらは実地の医療に活かすこと
で達成される」というもので、そこから
学是は「至誠仁術」と定められています。

「建学の精神入試」の受験者は当然、こ
れらを十分に理解していることが必要で
す。

さらに大阪医科大学の入試要項の「建学
の精神入試」の項には「本学の建学の精
神に賛同し、『是非とも大阪医科大学に
おいて学びたい』という明確な意志を
持っていることを重視します」とありま
す。

2次試験の面接は2回行われますが、「
数ある医学部の中で、なぜ大阪医科大学
医学部を志望するのか」という質問に対
する答えが合否の最も大きなポイントだ
と考えられます。

「他のどの医学部でもなく、大阪医科大
学医学部で学びたい」ということを面接
官に明確に伝えられるようにしておいて
下さい。

出願書類には、高校の校長の推薦書の他
に志望理由書、2名からの志願者評価書、
志願者本人の活動報告書が求められます。

1次試験は書類審査ですので、大阪医科
大学が満足する出願書類を提出するよう
にして下さい。

なお、「どう書けばいいのか分からない」
ということがあれば、メルリックス学院
大阪校(06-6375-8233)に
ご相談ください。