医学部入試

ケアレスミス撲滅の方法(2019-08-31)

昨日は、「つまらないミス」「ケアレス
ミス」撲滅の第一歩は「自分のミスを
分析すること」とお伝えしました。

医学部受験生、歯学部受験生の皆さん
は模擬試験などで、「どの様なミスを
したことがあるか」、「どの様なミスを
しがちか」について、はっきり認識し
ていますか?

手痛いミスをした時に「もう二度とあ
んなミスはしない!!」と誓っても、
ミスは無くなりません。

ミスを無くすためには、気合ではなく
具体的な行動が必要です。その第一歩
が「自分のミスの分析」です。

さて、「つまらないミス」「ケアレスミ
ス」と言っても同じようなミスばかり
ではありません。

分かりやすいのが「計算ミス」ですね。
数字の9が、7に見えてのミスなどで
す。私も、急いで書いたメモの数字が
9なのか7なのか迷うことがあります。

プラスのはずがマイナスになっていた、
などもよくある計算ミスです。

「計算ミス」以外のケアレスミスとし
て「転記ミス」があります。計算用紙
では正しいのに、なぜか解答用紙には
違う答えを書いてしまう。こんな経験
をした受験生もいるでしょう。

さらに「問題文を読み間違える」も
「つまらないミス」の一つです。
「正しいものを全て選べ」なのに一
つ選んでそれで終わっってしまった
り「誤っているものを選べ」なのに
正しいものを選んでしまうことも、
有りがちです。

数学などで、早く解きたい気持ちが
強すぎて問題文をいい加減に読んだ
結果、条件を見落して、かえって
問題を難しくしたりしてまったりす
ることもあります。

まず、自分がどのようなミスをしが
ちなのかを分析してください。

問題文の読みが甘い傾向があれば、
「問題文は必ず落ち着いて最後まで
読む」「問題文の大切な部分は、マル
で囲む」などのミスをしないための
対策が考えられます。

計算ミスをしがちな受験生は、「どう
いう時に計算ミスをするのか」が分
かれば例えば「計算用紙の使い方を
考える」「答案作成中も計算の見直
しをする」などの対策が考えられま
す。

転記ミスも同様で、「自分は転記ミス
をしがちだ」と思えば、計算用紙から
転記する際に、注意することが出来ま
すし、見直しの時も「転記ミスをして
いないか」注意することができます。

テストで、自分の力どおりの点を取る
ことは簡単なことではありません。し
かし、1点で大きく順位が変わる医学
部入試、歯学部入試では、ミスは仕方
がないと放置していては、合格出来る
はずなのに、合格出来ないということ
も十分にあり得ます。

「つまらないミス」「ケアレスミス」を
少しでも無くす努力も忘れないでくだ
さい。