医学部入試

記述式の採点業者、決定(2019-09-03)

2021年1月から現在のセンター試験に代わって
実施される、大学入学共通テストの国語と数学には、
これまでのマーク式問題の他に記述式の問題も出題
されます。

マーク式問題の解答は、機械が読み取り採点をしま
すが、記述式問題の採点は、現状では機械には出来
ません。人が採点をすることになります。

大学入学共通テストで新しく導入される記述式問題
の答案採点は、民間事業者が行うことが決まってい
ましたが、その採点業者が決まりました。

大学入学共通テストの記述式問題の採点を行うため
の入札に二つの民間事業者が応札しベネッセホール
ディングの100%子会社、株式会社学力評価研究
機構が落札しました。落札金額は約61億6千万円
とのことです。

今回、大学入学共通テストの記述式問題の採点を行
うことになったベネッセグループの(株)学力評価
研究機構は、ベネッセ主催の進研模試の採点などを
行っているようです。学力評価研究機構のホームペ
ージを見ると、大学生の採点アルバイトを募集して
います。

大学入学共通テストの受験者は、50万人程度が見
込まれていますので、1万人程度の採点者を揃える
必要があると言われており、大学生も採点者に加わ
ると見られています。

「アルバイトの大学生に採点を任せてもいいのか」
「数十万人の答案を同じ基準で適切に採点できるの
か」「記述式問題の自己採点が出来るのか」など、
記述式問題の採点に対して不安を感じる声も聞かれ
ます。

このことも含めて、「大学入学共通テストが始まる
前の、今年度入試で決めてしまいたい」と考える受
験生が多くなることが予想されます。

来年1月からの一般入試では、受験生の安全志向が
強まり、国公立大学の中でも別格に難しい国公立医
学部一般入試の志願者は減少すると思われます。

一方、私立医学部は医学部受験生の心理として併願
校を増やすことが考えられ、私立医学部一般入試の
志願者は全体として増加することが考えられます。

ただ、医学部受験生、歯学部受験生の皆さんにお伝
えしたいのは「あわてるな」「浮足立つな」です。

先日の講演の中で鈴村学院長も触れていましたが、
習っていないことが出るわけでもなく、最終的に基
礎学力がしっかりしている受験生が結局、勝ちます。

私自身も医学部受験生、歯学部受験生の皆さんの不
安をいたずらに煽るようなことの無いように注意し
なければならないと改めて気を引き締めています。
冷静に自分の学力状況を考えて出願する大学、学部
を決めてください。

世の中にあふれる入試情報に踊らされる事無く、入
試情報を上手く活用することが医学部合格、歯学部
合格のために必要です。そのための医学部受験生、
歯学部受験生のお手伝いをこれからもしていきま
す。