医学部入試

勝つメンタルの作り方(2019-09-10)

医学部入試や歯学部入試も含め、大学入試で志望校
の合格を勝ち取るためには「メンタル」も非常に重
要です。

医学部入試、歯学部入試における「メンタル」と言
っても、受験勉強を続けるうえでのメンタルと実際
に入試を受ける際のメンタルの2種類あります。と
は言え、いずれにしても入試を勝ち抜くためには、「
メンタル」を軽視することは出来ないでしょう。

ところで、「メンタル」とは何でしょう?辞書には
「精神的」と書かれていますが私は「心の持ちよ
う」と言う言葉が受験生の皆さんには、しっくり
来るのではないかと思います。

旺文社の蛍雪時代9月号に「勝つメンタル」の作
り方という特集が組まれています。そこでのメン
タルの解説には「学力はメンタルという土台の上
にあり、メンタルに不具合が生じると、その影響
を大きく受けてしまう」と書かれています。

専門的なことは分かりませんが、心が乱れれば勉
強にも影響することは感覚的に分かると思います。
私立医学部入試では優秀な医学部受験生でも受験
校全てに合格することは、ほとんど見られません。

期待とは違う結果が現実になった時、そこで気持
ちを強く持てるかどうかは、以降の医学部入試の
結果に大きく影響します。

受験勉強は、最初から最後まで順調に行くことは
無いでしょう。山あり谷あり、です。志望校の
合格に向け、最後まで受験勉強をやり抜くため
には苦しい時、焦る時の心の持ちようが大切です。

蛍雪時代9月号には、先輩の体験記が出ています。
それぞれが「こうやったらよかった」ということ
を後輩達のために述べています。

千葉大学医学部1年生の女性は、気持ちが折れそ
うな時、「辛いこと、不安なこと、悔しいこと、
友達や先生に、ノートにでもとにかく吐き出して
しまうこと」を薦めています。

この方は、「自分と他人を比較してしまう性格」で
そのことが自分を苦しめることもあったようです。
そんな時には、とにかく誰かに、或いはノートに
吐き出すことで何とか自分を保つことが出来た、
とのことです。

受験生への応援メッセージとして「最後まで理
想の自分を信じ続けた人に合格は待っています」
と語っています。

京都大学工学部1年の方は、11月の模試でE判
定が出て、不安とストレスで体調を崩し体重も5
キロ落ちたそうです。

こんな時に「自分は決して孤独ではない。同じよ
うに頑張っている同級生も、苦しい時に支えてく
れる先生もいる」と気づき、楽な気持ちになれた
ようです。

彼は「同じ悩みを、戦っている友人たちと打ち明
けあい助け合い、自己のペースを維持しよう」と
後輩受験生にメッセージを送っています。

他の合格者達のメッセージとして「模試の判定が
悪くても落ち込まないで。逆転勝ちの方がカッコ
いい!」「勉強に関する不安は、勉強でしか解消し
ない。焦り過ぎずコツコツやれば必ず報われる」
「まだ9月、レベルはまだまだ上げられる」など
が寄せられています。

紹介しきれませんが、志望校に合格した人も全員
が、どこかで精神的に苦しんでいます。受験生な
らメンタル面でいろいろあるのが当たり前です。
医学部受験生、歯学部受験生の皆さんも不安にな
ったり苦しんだりすることもあると思いますが、
決して「自分だけが」と思わないでください。