医学部入試

「最後のセンター試験」となる来年1月18日
(土)、19日(日)に実施される「令和2年度大
学入学者選抜 大学入試センター試験」の出願受
付が昨日から始まりました。

出願期間は、昨日9月30日(月)から10月
10日(木)消印有効です。特に理科②と地歴公
民は科目登録がやや複雑ですから、間違えないよ
うにしてください。

さて、国公立医学部を受験する皆さんはセンター
試験の出願に迷うことはありません。しかし、国
公立医学部は受験せず、私立医学部だけを受験す
る医学部受験生はセンター試験に出願すべきか迷
うこともあるでしょう。

私立医学部受験生のセンター試験への考え方は
様々でしょうが、私の考えをお伝え致します。

まず、私立医学部のセンター試験利用入試につ
いては、必ず受けなければならないとは考えて
いません。

私立医学部のセンター試験利用入試のボーダー
ラインは得点率90%程度になります。90%
取る自信が必要とは思いませんが、かなりハー
ドルが高いことは間違いありません。センター
試験利用入試を回避して、一般入試に集中する
こともいいと思います。

私立医学部のセンター試験利用入試を検討する
際には、合否判定に使用する科目と配点を確認
してください。国公立大学医学部と同じように
5教科7科目を必要とする大学もありますし、
医学部一般入試と同じ3教科5科目の大学も
あります。

配点で言えば、例えば英語の配点は大学によって
60点から250点まであります。総合点との関
係を確認してください。

国語は、現代文に加え古文・漢文まで必要とする
大学と現代文のみを合否判定に使用する大学があ
ります。

私立医学部だけを受ける医学部受験生の皆さんは、
センター試験利用入試を受験しないのであれば、
センター試験を受ける必要はありません。では、
センター試験の受験を全く考えなくてもいいので
しょうか?

センター試験を受ける意味は、他にもあります。

「最後の模試」という考え方です。

模擬試験は、だいたい11月が最後になります。
そうすると、1月21日からの私立医学部一般
入試まで2か月ほど間が空いてしまいます。

試験感覚を取り戻すことと、本番直前に模試と
は違う真剣勝負の場を経験しておくことは、十
分に意味のあることだと思います。

ただ、センター試験を受けるとなると2日間、
時間が取られてしまいます。この2日を勉強に
当てるのもいいと思いますし、真剣勝負の場に
臨むこともいいと思います。

医学部受験生一人ひとりが「センター試験を
自分はどうすべきか」を考えてみてください。