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順天堂大学医学部、「不適切入試」最終報告(2019-11-08)

先週の木曜日、10月31日付で順天堂大学
医学部の「不適切入試」に関する第三者委員
会の最終報告書が公表されました。

順天堂大学医学部は昨年、文部科学省から
2017年度と2018年度入試において女
子や浪人生年数の多い受験生に対して不利な
取扱いをしていたことを指摘されました。

それを受けて3人の弁護士による第三者委員
会を立ち上げて経緯を詳細に調べていました。
少し時間は掛かりましたが、今回20ページ
の最終報告者が公表されました。

最終報告書には前提として、「大学が提出した
資料は真正」「調査に強制力はなく、関係者の
任意の協力に基づく」といったことを挙げて
います。

その上で調査の結果、「平成25年度から平
成28年度にかけての順大医学部入試におい
ては、一部の入試方式について、一次試験に
おいては、浪人年数の多い受験者及び女性の
受験者の合格可能性を制限する効果を有する
合否判定基準、また二次試験においては女性
の受験者の合格可能性を制限する合否判定基
準が用いられており、平成29年度及び平成
30年度と同様に、性別や浪人年数を基準と
した不利益な取り扱いが行われていた事実が
確認される」としています。

弁護士の書いた文章で分かりにくいかもしれ
ませんが、1次試験で女性と多浪生を差別し、
2次試験では女性を差別していた、というこ
とです。

これまで指摘されていた、2017年度と
2018年度(平成28年度、29年度)の
医学部入試に加え2013年度から2016
年度の医学部入試でも不適切な取扱いがあった
ことを第三者委員会は指摘しました。

これ以前の入試につては、答案類が既に破棄さ
れており、確認できないが「少なくとも10年
程前から批判なく踏襲されてきたものと推認さ
れる」としています。

女子差別の理由として順天堂大学医学部は記者
会見で、女子の方がコミュニケーション能力が
高いためとしていました。第三者委員会の最終
報告書では、このことに触れていませんが「不
適切であるという認識自体が希薄であった可能
性が高い」としています。

2017年度入試の医学部1次試験で不適切な
取扱いを受けた受験生は50名、2次試験で不
適切な取扱いを受けた受験生は24名としてい
ます。

また、2018年度医学部入試では、1次試験
で不適切な取扱を受けた受験生は65名、2次
試験では24名と認定しました。

医学部入試における不適切な取扱いの指摘を
受けた後の2019年度入試では、差別が解消
され適切な入試が行われた、としていていま
す。

第三者委員会は順天堂大学に対し「志をもって
順大医学部入試に取り組む受験者の心情にも十
分に思いを致し、適正な評価を受けられる旨の
信頼に応えるためにも、今後の入試に関する基
本方針とそれを支える体制を広く内外に明確に
し、安心して受験することができる医学部入試
の実施に向け、緩みなく邁進することを強く望
むものである」と締めくくっています。

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