医学部入試

模試の判定と関係なく医学部に合格しました(2019-11-29)

昨日、3校の私立医学部の合格発表がありました。
模試の判定だけで言えば、医学部合格は厳しい
と言ってもいい生徒が医学部合格を果たしてくれ
ました。作戦勝ちです。

昨日の18時に金沢医科大学AO入試の合格発表
がありました。

ちょうどその時間、私は会合に出席していたので
すが、私の携帯電話に鈴村学院長から電話があり
ました。会場の外に出て電話に出ると「〇〇君、
金沢医科合格!」との電話でした。「本人と代わ
る」とのことで、生徒本人から医学部合格の報告
を聞くことが出来ました。

昨日、医学部に合格した生徒は、私が昨年も担任
をしていた生徒でした。とにかく真面目な生徒で
コツコツと勉強を積み上げていました。ただ、高
校生の時の勉強が十分ではないこともあって、模
試の成績は「期待が十分に持てるところまではま
だ行っていない」と言えそうな状況でした。

AO入試は学力以外の面もしっかり見てくれます
ので、一般入試の前に金沢医科大学AO入試を
受験することにしました。

金沢医科大学のAO入試の出願書類には、2000字
の自己推薦書と他者からの推薦書があります。こ
の2通の推薦書を書くところから完璧な準備を目
指しました。

金沢医科大学からは毎年、入試担当者がメルリッ
クスに来てくれていますので、推薦書に何を書い
て欲しいのか、どの様なことを書けば高い評価が
得られるかは、十分に分かっています。

他者からの推薦書は、私が書きました。本人の
自己推薦書をフォローすることを意識しながら
「金沢医科大学が望む人物だ」ということを分
かってもらえるように書きました。本人が書く
自己推薦書は、小論文の講師が指導して書き上
げました。

金沢医科大学AO入試は、学力試験もあります。
100分の試験時間で英語、数学、理科2科目と
一般常識を解きます。一般入試とは出題範囲が
異なりますので金沢医科大学AO入試に向け、
「金沢医科AO入試で出る問題・範囲」に絞
って勉強を続けました。

数学は数学Aを中心に数学ⅠAをやり、理科
は基礎科目のやり直しです。一定期間、「金沢
医科大学AO入試で出る問題」に集中して勉
強をしました。数学ⅡB、Ⅲや化学などは、い
ったん後回しにしました。

また昨年も金沢医科大学AO入試を受けていま
したので、100分の試験時間の使い方も考える
ことが出来ました。過去の受験者からの報告か
ら、面接で聞かれることも十分に予想できまし
たので、効果的な面接練習も出来たと思います。

試験当日は、これまでにない手応えを感じたよ
うで、試験後に物理の先生に「こういう問題が
出て、こう解いた」と報告をしていましたが、
物理の先生は「全部、合ってる」と言っていま
した。

直近の模試でも医学部合格ラインまでは、遠慮
がちに言っても少し距離がありました。模試
の合格可能性判定もE判定しか取ったことは
ありませんでした。

それでも、こうして医学部合格を果たしてく
れました。結局、入試は合格判定ではなく「そ
の大学で出された問題が解けるか」です。模
試の問題は解けなくても、医学部入試で出さ
れた問題が解ければ医学部に合格できます。

医学部受験生のみなさんは、ここから医学部
一般入試までの時間は、志望する医学部の入
試で出題された問題を解くための勉強に集中
してください。

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