医学部入試

医学部合格に向け優先順位を考えよう(2019-12-16)

来年1月18日(土)、19日(日)のセンター
試験まで残すところ、ほぼ1か月となりました。
医学部受験生、歯学部受験生の皆さんは最後の
仕上げに懸命だと思います。

受験生の皆さんの多くが「やることが多すぎて
時間が無い」「過去問なのか、苦手科目なのか、
模試のやり直しなのか、何をやればいいか分か
らない」と感じているのではないでしょうか?

こんな状況の中で「あれもこれも」と手を出し
て、結局すべてが中途半端に終わってしまう事
は避けなければならないことですが、ありがち
なことです。

今、大切なことは「やるべきことの優先順位を
付ける」ことです。

センター試験、私立医学部一般入試、私立歯学
部一般入試、自分の最初の試験日までの残され
た時間でやりたいこと、やらなければならない
ことを書き出してください。

その時に、なるべく細かく書き出してください。
例えば「過去問」という大項目に対して、具体
的に昭和大学医学部、帝京大学医学部、など
大学名を書いてください。最後に昭和大学医学
部の過去問は何年分やりたいかも書いてくださ
い。

科目ごとの「やりたいこと」も具体的に、どの
分野を、どの教材を使って、どうやるのかを書
き出してください。

次に、この中から残された時間の中で志望校の
合格に向け、自分にとって最も効果的なものは
何かを考えてください。

漫然と考えるのではなく、志望校の合格のため
に何が最も有効かを考えてください。私立医学
部入試であれば、4科目合計で合格最低点を確
実に取るために、或いは合格最低点に少しでも
近づくために、「自分は何を優先してやるべき
か」です。

配点50点の埼玉医科大学の小論文は、(基礎
学力試験)とカッコ付きで書かれています。
「埼玉医科大学の過去問は小論文だけをやる」
もアリでしょう。

東邦大学医学部なら、「大量の英文を限られた
時間で処理する訓練、特に内容真偽のマーク
式に慣れる」といった志望校に合格するため
のポイントを掴んだ勉強を考えてください。

「今、自分は何をすべきか」について優先順位
を考えて、けして空回りしないようにしてくだ
さい。