医学部入試

主体性評価システム、運営許可取り消し

大学入試改革の一環として、筆記試験では計り
得ない受験生の「主体性」を大学入試において
合否判定の資料として活用しようと文部科学省
は準備を進めていました。

高校時代の部活動や取得資格、ボランティア活
動などをポータルサイトに記録して、大学入試
の際に、大学が必要な記録を活用出来るように
しよう、というものです。

文部科学省は「主体性評価」の大学入試での活用
を大学に求めて来ましたが、高校3年間の活動記
録を入試に活用するためのシステム「ジャパンe
ポートフォリオ」の運営許可を文部科学省が取り
消しました。

「ジャパンeポートフォリオ」への参加大学が
伸び悩んだことから、運営主体の一般社団法人
「教育情報機構」に対し運営許可を取り消しま
した。

すでに、このシステムに活動記録を入力してい
る高校生がいます。文部科学省としては大学入
試において主体性評価を活用する方向は変わら
ない、としていますが今後の取り扱いについて
は、はっきりしません。

来年度入試で、私立医学部でも「主体性」に関
する資料の提出を求める大学があります。

例えば、東海大学医学部一般選抜では「主体性
を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の経
験についての提出を求めています。

受験生の皆さんは「入試改革」に振り回されて
いると感じるかもしれません。確かにそうかも
しれませんが医学部受験生、歯学部受験生全員
が同じ条件です。落ち着いて、やるべきことを
一つずつこなして行ってください。

大学入試、医学部入試、歯学部入試で不安に
思う点があれば、高校や塾、予備校に聞くの
がいいでしょう。一人で悶々とするのではなく、
分かる人、プロに聞くのがいいと思います。

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