医学部入試

学費値上げの女子医は、どうなる?

東京女子医科大学が医学部の学費を6年間で
約1200万円値上げすることを発表しました。
このことが受験生にどう影響するでしょうか?

7月31日に発表された来年4月入学生を募集
する来年度の入試要項を見ると、学費は初年度
11,451,000円で2年次以降は、6,953,000円。
6年間の学費総額は約4千6百万円となります。

大学への納入金は、学費の他に寮費や同窓会費
などもありますが、6年間の学費総額で見ると
東京女子医科大学が私立医学部で最も学費の高
い大学となります。

ちなみに、6年間の学費総額が4千万円を超え
るのは、東京女子医科大学と川崎医科大学の2
校となりました。

この学費値上げが医学部受験生の動向に、どう
いった影響を与えるでしょうか?

東京女子医科大学医学部の志願者数は減少する
と考えていいでしょう。特に一般選抜(一般入
試)の志願者数は、試験日程の影響もあり「減
る」と思います。

学校推薦型選抜の志願者も減少するとは思いま
すが、入試難易度が「易しくなる」とは考えな
い方がいいでしょう。

東京女子医科大学は「女子だけの医学部」とい
う、他の大学には無い大きな特徴があります。
設立以来、120年の女性医師育成の歴史は揺
るぎません。

やはり、女性医師育成については東京女子医科
大学の底力を感じます。多くの女性医師の仲間
を得られる、良きお手本となる女性医師の先輩
を得られる、こういったことは他の医学部の追
随を許しません。

学費の値上げで東京女子医科大学の受験を回避
する受験生もいると思います。ただ、他の大学
には無い、大きな特徴と長きに渡る伝統を持っ
た大学ですから、志願者が減ったとしても東京
女子医科大学医学部への強い憧れを持った受験
生も多く、入試難易度が下がるとは考えない方
がいいと思います。

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