医学部入試

受験校決定の時に忘れがちなこと

私立医学部一般選抜(一般入試)まで1か月と
なりましたが、出願は順調に進んでいるでしょ
うか?

私立医学部入試は、1月19日(日)の愛知医
科大学の1次試験から2月6日(土)の埼玉医
科大学、東京医科大学の1次試験まで18日間
連続で続きます。

18日間連続で試験を受けることは現実的では
ありませんので、受験校を絞る必要があります。

私立医学部の受験校を決める際の要因は、いろ
いろあるでしょう。受験生の皆さんが、入試日
程の他にすぐに頭に浮かぶのが「偏差値」でし
ょう。

そのほかに「試験科目」や「配点」、「記述か
マークか」なども考えているでしょう。

しかし、実際の入試で非常に重要なことは
「どこで試験を受けるか」です。医学部入試
が始まれば肉体的、精神的な疲労は避けられ
ません。

自分の持っている力を出し切るためには、
コンディションの維持が欠かせません。その
ためには、「移動をなるべく避ける」ことを
考える必要があります。

東京など首都圏の医学部は、地方試験会場
を持たない大学がほとんどです。一方、首
都圏以外の医学部は、川崎医科大学を除き
地方試験会場を設けています。

例えば、私立医学部の最初の試験となる
愛知医科大学は一般選抜の試験会場を名
古屋の他に東京、大阪、福岡に設けてい
ます。翌日の国際医療福祉大学医学部は、
成田の他に東京、大阪、福岡に試験会場
があります。さらに翌日の藤田医科大学
の試験会場は名古屋、東京、大阪です。

藤田医科大学の次の日は杏林大学医学部
の1次試験ですが、試験会場は東京だけ
です。続く東北医科薬科大学医学部は仙
台、東京、大阪の他に札幌もあります。

これらの試験会場をどう組み合わせるの
かを考える必要があります。今日は東京、
明日は大阪、明後日はまた東京といった
ことは出来れば避けたいものです。

移動があれば、1日つぶれてしまうと考
えていいでしょう。疲れも取れないでし
ょう。

私立医学部の受験校を考える際には、「ど
こで受けるか」も考えるようにしてくだ
さい。

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