医学部入試

志望理由を上手く書く必要がないわけ

医学部受験生の皆さんも歯学部受験生の皆さん
も、出願書類の「志望理由」で苦労しているの
ではないでしょうか?

受験生としては、「志望理由を上手く書かない
と合格出来ない」と思ったり「志望理由が上手
く書ければ合格の可能性が広がる」と思うのか
もしれませんが、それは考えすぎです。

例えば、試験会場で顔写真と受験生のチェッ
クをしない、つまり受験しているのが誰かを
チェックしない医学部入試や歯学部入試があ
ったとしたらどうでしょう?

大昔、芸能人が息子に代わって大学受験をし
て、写真チェックで本人ではないことが発覚
して大騒動になったことがありましたが、写
真チェックをしなければ、実際に試験問題を
解いているのは誰なのか不問ということにな
ります。

このような試験の得点は合否判定に使えない
ことは明らかです。

出願書類の志望理由も、受験生本人が自分の
力だけで書いたものか、誰かが手伝ったもの
か、受験生本人以外の誰かが書いたのか分か
りません。

こういったものを、参考であったとしても合
否判定に直接使用することが出来るはずが、
ありません。もし、合否判定に使用したなら
入試の公平さが大きく揺らぎます。

基本的には、「面接の際の資料」と考えてくだ
さい。上手く書く必要はありませんが、誠実
に書く必要はあります。書いたことから面接
で質問されることを考えれば、上手い志望理
由ではなく、隙のない志望理由を目指すべき
です。

隙のない志望理由で重要になるのが「誠実さ」
です。誠実に書いたものであれば、聞かれて
困ることはないでしょう。

志望理由を書く際に、表現の上手い下手を気
にしすぎる必要はありません。

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