医学部入試

医学部入試も歯学部入試も、学力試験の準備は
もちろんですが、面接試験も避けて通れません。
特に最近の医学部入試、歯学部入試では面接の
重要性が高まっていると感じます。

例えば私立医学部では、聖マリアンナ医科大学
一般選抜の面接の配点は、前期も後期も150
点です。数学も英語も配点は100点ですので、
数学や英語より面接の方が、配点が50点も高
くなります。

金沢医科大学の総合型選抜(AO入試)では、
1次試験の学力試験の配点は英語、数学、理科
2科目、一般問題を合わせて100点です。数学
は20点の計算になります。

これに対して、2次試験の面接の配点は140点
です。学力試験全ての合計より高い配点になり
ます。

金沢医科大学一般選抜でも、前期・後期ともに
面接の配点は110点になります。英語100点、
数学100点ですから、英語や数学より面接の方
が高い配点になります。

金沢医科大学では、昨年まで面接の配点は公表
せず「重視」としていましたが、今年は面接の
配点を公表しました。

他の医学部でも面接を「重視」とする大学は多
く、面接は合否に大きく影響していると思われ
ます。

面接がこれまで以上に重視される背景として
文部科学省が公表している「最低修業年限で
の卒業率」が挙げられます。

分かりやすく言うと「6年間一度も留年する
ことなく卒業した者の割合」です。昨年3月
の卒業生では国立・公立・私立の医学部全体
で、最低修業年限での卒業率は83.9%でした。

1学年100人のうち、16人が一度や二度、留
年しているということです。

あれだけ優秀な受験生が殺到する医学部入試
であるにも関わらず、16%の学生が留年し
ています。

だからこそ、大学は「本気で医学の勉強に取
り組む学生」を求めているのです。それを確
かめるのが面接です。

歯学部は、医学部以上に留年が多くなってい
て、同じように面接を重視する流れになって
います。

医学部・歯学部を目指す受験生の皆さんは、
面接のことも忘れるわけには行きません。

メルリックス学院では、4月3日(土)の
14時から15時の予定で「はじめての面接対
策講座」を行います。この講座は、Zoomで
受講していただく形になります。

この時期に、医学部面接、歯学部面接につい
て触れておくことは大切なことだと思います。

詳しくは、メルリックス学院公式サイトのメ
ルリックス学院Newsをご覧ください。

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