医学部入試

センター試験に代わり大学入学共通テストの実施が
決まった当初は、共通テストの「目玉」として記述
式の導入と英語の民間資格検定試験の活用が言われ
ました。

今年1月の共通テストの実施を前に、記述式問題の
導入も、英語の民間資格検定試験の活用も見送るこ
とになりました。

「見送ることになった」というのは、「すぐの実施
を見送る」、ということで「断念」とは異なります。

文部科学省としては、2025年度以降の共通テスト
での、記述式問題の導入と英語の民間資格検定試験
の活用を模索していました。

一昨日、文部科学省で開かれた有識者会議で英語の
民間試験活用について消極的な意見が大勢を占めた、
とのことです、

民間資格検定試験を活用して、「読む」「書く」に
加え「聞く」「話す」という技能も試すことを目指
していましたが、「受験生が住む地域や個々の経済
状況によって受検回数に差が出る」ことなどが有識
者から指摘された、とのことです。

また、文部科学省の有識者会議では記述式問題の
導入についても議論されてきましたが、「短期間に
大量の答案を正確に採点することは難しい」など
の意見が多く、有識者会議全体としては導入に消
極的な意見が多くを占めた。とのことです。

来年の共通テストに直接的な影響はありませんが、
共通テストに変えた意義を明確にするため一層、
思考力重視の問題が多くなるかもしれません。

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