医学部入試

文部科学省は昨日24日(月)に、大学入試に関する
有識者会議を開きました。ここで、英語の民間資格
検定試験の利用は共通テストではなく、各大学の個
別入試に、という流れになった、とのことです。

これまでのセンター試験では、「読む、聞く、書く、
話す」の英語4技能のうち、「書く、話す」が十分
に問うことが出来なかった、としてセンター試験に
代わる大学入学共通テストでは、英語の民間資格検
定試験を利用することが検討されました。

しかし、民間の資格検定試験は受験生の居住地域
や経済的状況によって受験機会に差が出るとして
共通テストでの英語民間資格検定試験の利用は見
送られました。

英語民間試験の即時の導入は見送られたものの、
その後も共通テストでの導入・利用の検討は文部
科学省内で続けられていましたが、昨日の有識者
会議で否定の流れが最終的に固まった、とのこと
です。

ただ、英語の「書く、話す」と言う技能を計るこ
とを否定したわけではなく、各大学の個別試験で
の民間試験の導入・利用を促す意見が多かったよ
うです。

とは言え、文部科学省の調査では一般選抜で英語
の民間資格検定試験を既に活用しているか、今後
の導入を決めている大学は2割にとどまっていま
す。

医学部受験生、歯学部受験生全員が、英検などの
英語民間資格検定試験を積極的に受験する必要は
ないでしょう。

ただ、医学部・歯学部でも英語民間試験の成績を
活用している大学もありますので、そういった
大学を志望する場合は、民間試験の受験を検討
してもいいでしょう。

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