医学部入試

オリンピックには「数学」もあります。

東京オリンピックでは、日本の選手が頑張り過去
最多のメダルを獲得しました。東京オリンピック
開催中に日本の高校生が別のオリンピックで全員
メダル獲得という快挙を成し遂げました。

日本の高校生が大活躍したのは、第61回国際数学
オリンピックロシア大会です。ロシア大会となって
いますが、コロナ禍の影響で日本からはオンライン
での参加となりました。

国際数学オリンピックは、1959年から毎年7月に
各国持ち回りで開催されています。日本からの参加
者は6名で1月の予選、2月の本選、3月の合宿の
成績で6名が選ばれます。

数学オリンピックでは1日4時間半、各日3問の
筆記試験を2日間受けます。日本からの参加者6名
の成績は金メダル1,銀メダル2,銅メダル3で全
員がメダルを獲得しました。

日本の高校生が金メダルを獲得するのは19年の
ロンドン大会以来です。6名の在籍高校を見ると、
灘高校が2年生と3年生各1名、開成高校が3年生
1名、筑波大付属駒場高校が3年生1名、東大寺学
園が3年生1名、麻布高校が2年生1名と、名だた
る進学校の生徒が並びました。

恐らく高校でも一目置かれる存在なのではないかと
思います。

ちなみに、関西医科大学医学部の特色入試の出願資
格の一つに「日本数学オリンピック本選で日本代表
候補に選抜され、春の合宿に参加した者」がありま
す。

医学部も多様な人材を入学させたいのだと思います。
一方で医学部受験生は、受験数学をこなすことが当
面の目標となりますので「医学部入試で出る問題」
に絞って勉強を進めてください。

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