医学部入試

「青チャートを捨てよう」なんて、いきなり何を
言い出すんだ、と思ったと思います。しかし最近、
本気で、そう思わされることがよくあります。

夏休み期間中はいつも以上に、現役で医学部や歯
学部を目指す方が、多くメルリックス学院に来て
くださいます。

こういった現役生の皆さんと話をする際に「普段、
どんな問題集を使っていますか?」と聞きます。
その答えとして「数学は青チャート」という答えが
よく返ってきます。

青チャートは長年、受験生の支持を集めてきた定評
のある問題集で、いい問題集だと思います。

しかし全ての医学部受験生、歯学部受験生にとって、
いい問題集かと言われれば「そうとは限らない」が
答えです。

医学部受験生、歯学部受験生が数学の勉強をする目
的はなんでしょう?

志望校の医学部入試、歯学部入試の数学で合格点を
取るためでしょう。その目的に、青チャートはふさ
わしいかを考えてください。

その際に忘れてならないのは「今の自分が」という
ことです。

現役生の皆さんと話していると「医学部入試で合格
するためには青チャートレベルが解けるようになら
ないといけない」「高校が私立歯学部入試に詳しい
わけではないが、高校から生徒全員に青チャートを
やるように言われている」と話す人が少なくあり
ません。

「今の自分にとってふさわしいか」という視点が
抜けています。

「志望する医学部や歯学部の数学で、どんな問題が
出ても解けるようにしたい」と思うことは悪いこと
ではありません。

しかし、まずは志望校の入試で合格点を取ることが
目標になります。大学により違いはありますが、ザッ
クリいうと「7割取れればいい」です。

特に、私立歯学部入試の数学で「7割」を取るのに
青チャートは不要です。

青チャートをやってはいけない、ということではあ
りません。「志望校に合格するために、今の自分は
青チャートが適切なのか」を考えてください。

現状の学力を考えれば、黄チャートが適切なのに青
チャートをやっていて「進まない」と嘆く受験生は
少なくないと感じます。

「医学部や歯学部の志望校の数学で合格点をとるた
めに、青チャートは適切か?」「現在の自分の学力
は、青チャートがふさわしい学力なのか」を考えて
ください。

受験生は、「数学だけをやればいい」というわけでは
ありません。英語も理科もやらなければなりません。
効率的な時間の使い方も考えてください。

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