医学部入試

医学部入試に感染症枠、救急枠を創設

新型コロナウイルス感染症が全国に広がることで、
日本の医療体制のひっ迫が言われています。新たな
感染症に対応できる医師を増やすため、医学部入試
に感染症枠を創設する流れが明らかになりました。

昨日の読売新聞が朝刊1面トップで「医学部定員に
感染症枠」と報じました。記事によれば、27日の
厚生労働省有識者会議に感染症枠の創設を諮り、
了承されれば2023年度入試から実施される、と
のことです。

来年4月の医学部入学生には間に合いませんが、
再来年4月の医学部入学生には、感染症枠での
入学者がいることになりそうです。

医療機関での感染症医の不足は深刻なようで、感
染症対応の中心的存在となる感染症内科医は、42
の診療科別区分で38番目となる、全国で531人
しかいない、とのことです。

また、地域による偏在も大きく、東京都の161人
に対し青森、福島、滋賀、山口の各県には一人も
いない、とのことです。

こういった状況を踏まえ、医学部入試に感染症枠
を設ける方向となったとのことです。なお、感染
症枠に加え、救急枠も創設の方向とのことです。

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