医学部入試

出願初日に願書を出してはいけない理由

いよいよ、明後日9月1日から医学部、歯学部で
出願期間が始まる大学がありますが、出願初日を
めがけて出願することはオススメしません。

9月1日から出願開始の大学は、獨協医科大学医
学部、昭和大学歯学部、鶴見大学歯学部で、いず
れも総合型選抜(AO入試)です。

受験生と話していると、「出願初日に出さないと
いけない」、「出願初日に出すことで入学を望む強
い気持ちを伝えられる。出願をモタモタしている
と入学への意欲を疑われる」と考えている受験生
がいることに気づきます。

受験生本人より、むしろ母親がそう思っているよ
うにも感じます。

勝手な想像ですが、中学受験では願書を初日に出さ
なければならない、という都市伝説なようなものが
あるのかもしれません。

医学部入試、歯学部入試において、出願書類を出願
初日に出すことに私は否定的です。

出願初日に提出することに重きを置くばかりに、出
願書類に記入する内容について十分な推敲が出来な
いまま出願してしまう恐れがあります。特に総合型
選抜では出願書類は重要になりますので、落ちつい
て見直す時間が必要です。

以前、ある医学部の事務責任者の方と話していて
「若い受験番号を取りたいためか、早めに出すこと
で出願期間前に届いてしまう願書があって困ってし
まう」と話していました。「ルールを無視する自分
勝手な行為で印象は極めて悪くなる」と話していま
した。

医学部入試、歯学部入試において若い受験番号が有
利ということはありません。医学部も歯学部も大学
入学後の勉強が非常に厳しいという現実があります。
学力試験や小論文、面接そして調査書を含む出願書
類等、それら全てを総合的に見て入学するに相応し
い受験生を選抜します。

出願初日までに出願書類がきっちり仕上がっていれ
ば出願していいのですが、「何が何でも初日」とい
うことに縛られることは避けてください。

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