医学部入試

文部科学省が、令和3年度学校基本調査の速報値を
発表しました。それによると全日制高校3年生の生
徒数は前年に比べ4万3千人の減少となっています。

この文部科学省の学校基本調査は幼稚園から大学院
まで、日本の教育施設の状況を調べたもので毎年、
調査が行われています。

学校基本調査の最終的な集計結果は例年12月頃に
発表されますが、最終集計より一足先に速報値が発
表されます。速報値は、主な項目だけになりますが
児童・生徒・学生数は速報値でも発表されます。

今回発表された「速報値」によれば、全日制高校の
3年生の生徒数は全国で980,715人でした。高校3
年生の生徒数は100万人以上が当たり前だったので
すが、ついに100万人を切る事態になりました。

過去3年を振り返ってみても、一昨年の高校3年生
は1,045,629人で104万6千人、昨年は1,023,678
人で102万4千人、そして今年が98万1千人と
毎年高校3年生の生徒数は減り続けています。

昨年の高3生の減少幅は2万2千人でしたが今年は
4万3千人の減少で、減少幅も大きくなっています。

18歳人口の減少、少子化の影響は止まりません。

大学入試を考えると、大学進学率が多少上がっても
高校3年生の減少が大きく、大学受験生数は縮小傾
向にあります。

医学部入試・歯学部入試も、高校3年生の減少に
伴う受験生の減少の影響は、無いとは言えません。

とは言え、だからと言って医学部入試も歯学部入
試も、直ちに易しくなるというようなことはあり
ませんので楽観するようなことは避けてください。

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