医学部入試

大学入学共通テストは、来年が2年目になります。
医学部入試も歯学部入試も新課程に移行した1年
目に比べ2年目は難化して来ました。

新課程初年度は、受験生がどれくらいの問題を解い
てくるのか、大学もデータが無いため若干易しめの
問題を出してくるからです。

大学が考えていた以上に受験生の平均点が下がると
入学者選抜に支障を来す恐れがあります。極端に平
均点が下がると差が付きにくくなるからです。です
から、大学としては若干易しめの問題を出題するこ
とになりがちです。

実は、共通1次試験からセンター試験に代わった時
も、2年目は問題が難化し平均点は下がっています。

今年の共通テスト初年度の結果を見ると、平均点は
下がるとの予想に反して、平均点が上がった科目が
多くありました。

問題は2年目となる来年の共通テストがどうなるか、
です。

多くの予備校や塾は「平均点は下がる」と考えてい
るようです。

1年目の共通テストでは、これまで見られなかった
ような新しいタイプの問題も出題されましたが、2
年目の共通テストではさらに、読解力が必要な問題
が増えると考える関係者が多いようです。

初年度の国語の現代文では、取り扱い説明書のよう
な「実用文」が出題されませんでしたが、2年目の
共通テストでは「実用文」の出題を予想する声が多く
聞かれます。私も「出る」と思います。

来年の共通テストでは、問題文をしっかり読んで理解
する力が初年度以上に必要になると思います。医学部
受験生も歯学部受験生も、センター試験では国語で足
を引っ張られる受験生が多くいました。

その国語の難化が予想されますので、共通テストの
国語を受験する医学部受験生、歯学部受験生の皆さん
は、十分な「共通テストの国語対策」は欠かせないと
思います。

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