医学部入試

医学部入試へのコロナ禍の影響は?

昨年の医学部一般選抜の時期は、コロナ禍に医学部
受験生も振り回された印象があります。マスクだけ
でなく、ゴーグルの着用を求められた医学部もあり
ました。

昨年は1月に入り連日、東京や大阪の新型コロナウ
イルスへの感染状況が報じられ、大学受験生全体と
して都市部の大学の受験を回避する動きが感じられ
ました。東京の人気私立大学の受験者が減少した理
由の一つとして「新型コロナウイルス」が挙げられ
ました。

「せっかく、東京の大学に入学しても新型コロナウ
イルスの影響で、オンライン授業ばかりで友達も出
来ない」という新入生の嘆きもよく報道されました。

大切な受験シーズンに、「感染者が多いところには
行きたくない、行かせたくない」、という受験生や
親も少なくなかったようです。

現在は、新型コロナウイルスの新規感染者数は全国
的に落ち着いています。この状況が続けば、医学部
入試は、どうなるでしょうか?

私は、昨年と大きな変化は無いように思います。

私立医学部は、首都圏や関西、福岡、愛知といった
都市部に多くあります。昨年も「コロナが怖いから
都市部の医学部は受けない」という医学部受験生は、
ごく少数だったと思います。私立医学部入試では、
地方会場を設ける大学も少なくありませんが、地方
会場と言っても、東京会場や大阪会場が多いのが現
実です。

私立医学部の受験を考えると、昨年も今年も「都市
部での受験を回避する」ということは簡単ではあり
ません。「コロナが落ち着いているから志願者が急
増する」と言うことは無いと考えていいでしょう。

今後、オミクロン株の感染拡大が心配されます。イン
フルエンザも流行期に入っています。医学部受験生の
皆さんは、感染症への対策を緩めないでください。

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