医学部入試

日本大学医学部入試は大きく変わる

明日は、日本大学医学部N方式1期の1次試験日
です。日本大学医学部の入試は、2つの点で大きく
変わります。

1つ目は、「医学部独自の試験は無くなり全学統一
試験のN方式のみが実施される」です。

日本大学のNを取った、日本大学N方式入試は、
全学部が同じ日に同じ問題で入試を行うものです。
他の大学でも、こういった入試はあり一般的には
「全学部入試」、「全学統一入試」と言われたりし
ます。

日本大学の全学部が同じ問題で試験を行いますの
で、これまでの日本大学医学部独自の入試問題は
過去問としては使えません。これまでA方式と言
われていた入試の過去問は、過去問としては使え
ません。

日本大学全学部で同じ問題を使うわけですから、日
本大学を志望する受験生の中で最も多い受験者層に
合わせた問題となります。

日本大学の、偏差値で表された入試難易度を見ると、
医学部だけが突出して高くなっています。医学部独
自の入試であれば、医学部の受験者層に合わせた問
題を出題できたのですが、N方式ではそうは行きま
せん。

医学部受験者に合わせると、他学部を志望する多く
の日本大学志望者には難しすぎる問題となってしま
います。逆に言うと医学部入試としては易しい問題
になります。

「落とせない試験」になりますので、つまらない
ミスには気を付けてください。

もう1点、日本大学医学部入試の大きな変化は
「試験日が前倒しになることで他大学との重複
が出てくる」です。

これまでの日本大学医学部のA方式入試(募集
人員90名の「医学部の入試」)は、私立医学部
で遅い日程となっていて、他大学との試験日重
複はありませんでした。昨年までのA方式の日
程は、今年から募集人員15名のN方式2期と
なりました。そして募集人員90名のN方式1期
の日程は1次試験が2月1日となり、久留米大学
と重なってしまいました。

久留米大学医学部と1次試験日が重なったことで、
日本大学医学部N方式1期の志願者は大きく減り
ました。募集人員の最も多い、日本大学医学部N
方式1期の志願者は昨年のA方式に比べ、683名
少ない2054名でした。

日本大学医学部N方式1期に出願した医学部受験
生の皆さんは、チャンスが広がったと考えて前向
きな気持ちで試験に臨んで下さい。

なお、同じ日に全学部の入試を行いますので試験
時間が変則的になります。文系科目から試験を行
いますので、医学部志望者は11時45分の英語か
らになります。

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