医学部入試

昭和大学医学部を見れば、医学部地域枠の本当の姿が分かる

医学部入試は多様化を続けています。多様化した
医学部入試の一つに「医学部地域枠」があります。
医学部地域枠はチャンスの大きい医学部入試です。

多くの医学部受験生の皆さんは、「医学部の地域
枠」は、知ってはいても「実際はどうなの?」と
思っているのではないでしょうか?

このブログで何度も、「医学部の地域枠はチャン
スの大きい医学部入試」と、お伝えしてきました
が、半信半疑の受験生が多いかもしれません。

医学部地域枠の実態が分かるのが、昭和大学医学
部の入試です。終わったばかりの2022年度入試
の結果は、まだ公表されていませんが前年の2021
年度入試の結果はホームページ上で公開されてい
ます。

2021年度の昭和大学医学部一般選抜1期では、
募集人員75名の一般枠の他に、募集人員2名の
新潟県地域枠と募集人員5名の静岡県地域枠が
行われました。その入試結果を見てみましょう。

昭和大学では、医学部1次試験の合格最低点を
公表しています。それを見ると医学部地域枠の
実際の姿が見えてきます。

まず、一般枠の1次試験合格最低点は400点
満点の247点、得点率61.75%でした。これに
対して静岡県地域枠の1次試験合格最低点は、
400点満点の203点、得点率50.75%でした。
一般枠とは得点で44点、得点率で11.0%の差
がありました。

新潟県地域枠の1次試験合格最低点は400点
満点の201点、得点率は50.25%でした。一
般枠と得点で46点、得点率で11.5%の差が
ありました。

私立医学部入試で「40点の差」というと非常に
大きな差です。もちろん1次試験の最低点です
から2次試験では小論文と面接も加味されます。
とは言え昭和大学医学部の入試では、「一般枠
に比べ地域枠の方が、チャンスは大きいことは
間違ない」、と言えるでしょう。

ただ、医学部の地域枠は入学後や卒業後の条件が
付きますので受験を検討する際は、そこはしっか
り理解してください。

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