医学部入試

医学部入試は多様化していて、一般選抜以外にも
医学部進学の道はあります。医学部受験生の皆さ
んに一度は検討してもらいたいのが、金沢医科大
学医学部総合型選抜、AO入試です。

大学入試の実施時期は文部科学省から決められて
いて、まず最初に総合型選抜(AO入試)、次に
学校推薦型選抜(推薦入試)、そして一般選抜(一
般入試)と決められています。

医学部入試も総合型選抜から始まります。学校
推薦型選抜、一般選抜の前に医学部進学を決める
チャンスがありますので、医学部の総合型選抜の
受験を一度は検討してもいいでしょう。

私立医学部のAO入試、総合型選抜は9校で行
われています。その中で、金沢医科大学医学部
AO入試は検討に値する医学部入試だと思いま
す。

まず、募集人員が21名と多いことが挙げられ
ます。また、1次試験の学力試験の数学は数学
Ⅰ・Aが出題範囲です。かなり出題範囲が狭く
なっていて、はっきりとした傾向も見受けられ
ます。

理科は化学基礎、物理基礎、生物基礎から2科
目選択で、出題範囲は「基礎」になります。こ
の他に英語と「国語の一般常識」と言えるよう
な問題も出題されます。

出題範囲が限られていますので対策も進めやす
いでしょう。また、2次試験は個人面接になり
ます。

出願書類に2000字以内の自己推薦書がありま
す。この自己推薦者にも配点がありますので、
出願するのであれば、金沢医科大学がどのよう
な自己推薦書を望んでいるか、求めているかを
考えて書いて下さい。

合否は1次試験が200点、2次試験の面接が
140点、自己推薦者60点の合計400点満点で
判定されます。昨年の金沢医科大学総合型選抜
は、221名が受験して22名が合格しています。
実質倍率は10.0倍でした。

ちなみに金沢医科大学医学部一般前期は、受験
者3396名、正規合格者と繰り上げ合格者を合
わせた総合格者161名で実質倍率は21.1倍で
した。

金沢医科大学医学部AO入試は、出題範囲が
狭い上に医学部入試としては倍率も高くない
入試です。

「25歳以下」、などの受験資格を満たすのであ
れば、受験を検討するといいと思います。なお、
評定平均の条件はありません。

昨年、メルリックスからは長野県の郡部の高校
生や歯学部在籍の再受験生など5名が合格して
います。

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