医学部入試

学力の高い受験生が医学部に合格できない理由

医学部受験に向けて着々と準備を進めている受験生
の皆さんは、模擬試験も受けていると思います。
そこでA判定を取った受験生が、医学部に合格でき
ないケースは珍しくありません。

模試の合格可能性判定で、A判定を取るような学力
上位の受験生が医学部に合格出来ないのは、なぜで
しょうか?

端的に言うと、「医学部受験を舐めていた」という
ことが最大の理由です。

模試の結果を見て「国立医学部はどうなるか分か
らないけど、私立の医学部なら何とかなるだろう」
と思っていると、足元をすくわれます。

「このまま普通にやっていれば何とかなるだろう」
これが、「医学部入試を舐めている」ということ
です。

私立医学部は、非常に多くの受験生が受けてきま
す。ボーダーライン付近では、同じ点数の受験生
が10人、20人と並びます。1点違えば順位が
20番くらい下がるのが私立医学部入試です。

例えば、東京慈恵会医科大学に合格する生徒は、
他の医学部も合格するかと言えば、そんなことは
全くありません。1回1回の入試が激烈な戦いに
なりますので、ちょっとしたことで順位は大きく
動きます。

ここを勝ち抜くためには周到な準備が必要です。

模試と医学部入試は別物です。医学部入試で合格
するためには、そこで出題された問題で合格点
を取る必要があります。模試の問題がいくら解
けたとしても、医学部入試で出題された問題が
解けなければ医学部合格はありません。そこを
勘違いしないでください。

また、医学部受験では小論文と面接が課されま
す。現在の医学部入試には優秀な受験生が多く
集まります。こういう状況ですから、学力はあ
るものの、入学させることについて躊躇するよ
うな受験生を、あえて入学させる必要はありま
せん。優秀な受験生は他にもいくらでもいます
ので。

学力に自信があることで、小論文や面接の準備
がおろそかになれば、医学部合格は危うくなり
ます。

学力に自信があっても、医学部受験に向けて
周到な準備を進めてください。

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