医学部入試

杏林大学医学部の2023年度入試では、二つの
大きな変更があります。総合型選抜(AO入試)と
共通テスト利用入試が変更になります。

まず、杏林大学医学部の総合型選抜が廃止になり
ます。昨年は募集人員1名で行われていたのです
が、合格者はいませんでした。一昨年も合格者
ゼロでした。

杏林大学医学部として、総合型選抜(AO入試)
で取りたかった学生がここ2年取れず、今後も
欲しい人材をAO入試で取ることは、なかなか
難しいと判断したと思われます。

総合型選抜(AO入試)の募集人員1名は一般
選抜に振り向けられます。一般選抜の募集人員
は1名増えて89名となります。

杏林大学医学部一般選抜では、このほかに東京
都地域枠10名、新潟県地域枠2名が別枠で予
定されています。

共通テスト利用入試は、昨年まで前期10名と
後期5名に分けて行われていましたが、来年か
らは前期のみになり、前期の募集人員は15名
となります。

杏林大学医学部の共通テスト利用入試は、共通
テストの英語、数学ⅠA・ⅡB、理科2科目で
合否が判定されます。国語や地歴公民は必要
ありませんので、私立医学部受験生も受けや
すい共通テスト利用入試です。

杏林大学医学部に、補欠者数や繰り上げ合格者
数、合格最低点などを問い合わせていたのです
が、「ノーコメント」とのことでした。

杏林大学の入学試験を見ていて「こんなのも
あるんだ」と思った入試があります。医学部
ではありませんが、看護学科などがある保健学
部の総合型選抜に「健康スポーツ型」という入
試があります。出願資格に「大学の選手として
4年間、継続して勉学とスポーツ活動を両立さ
せる意思のある者」さらに「硬式野球部または
男子バスケットボール部への入部希望者である
者」とあります。

医療系の学部でも、こういった入試があること
に多少、驚きました。

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