医学部入試

私立医学部共通テスト利用の今年のボーダーは使えない

私立医学部受験では、17校が共通テスト利用入試
を行っています。合否判定に使う科目は違います
ので、ボーダーラインは得点率で考えると分かり
やすいでしょう。

合否判定に使う科目が違えば当然、満点も違って
来ます。医学部受験生の皆さんは、素点を見るよ
り得点率を見た方が、大学間の比較がしやすく
分かりやすいと思います。

その私立医学部共通テスト利用入試の、大学発表
の合格最低点を見ると、軒並み共通テスト利用入
試の合格最低点が下がっています。

東京医科大学の共通テスト利用入試は、2次試験
の小論文と面接に100点の配点がついていますの
で共通テストだけの1次試験合格最低点を見ま
しょう。昨年は、得点率83.1%でしたが今年、
2022年度は75.8%でした。得点率は7.3%下が
っています。

愛知医科大学共通テスト利用前期は前年の85.4%
から75.8%に、9.6%ダウンでした。大阪医科薬科
大学では6.0%ダウン、関西医科大学共通テスト
利用前期でも8.2%のダウンとなりました。

受験生の皆さんは、この共通テスト利用入試の
合格最低点が下がった理由は分かっていると思い
ます。

そう、共通テストの難化が原因です。

今年の共通テストは、特殊な年と考えていいで
しょう。今年の結果を見て、「共通テストで、
これくらい取れればいいんだ」と安易に考えな
い方がいいでしょう。

分かっているでしょうが、「共通テストの難易度
は年によって変化する」ことを忘れないで下さい。

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