医学部入試

2006年度から20018年度に東京医科大学
医学部を受験し「性別を理由に不合格となったの
は不当」として女性28人が提訴した訴訟の判決
が昨日ありました。

東京地方裁判所であった判決では、東京医科大学
に総額約1800万円の賠償金を支払うよう命じ
られました。

2018年に医学部の不正、不適切入試が大きな
社会的な問題となりましたが、その端緒となった
のが、東京医科大学が文部科学省幹部の子弟を不
正に合格させたことが発覚したことでした。

東京医科大学に続き、他の大学医学部でも女性や
多浪生に対し、不適切な取扱いをした事例が明る
みに出ました。

これを受け、文部科学省は医学部入試の公正さを
厳しく監督するようになり、現在も続いています。

現在では、性別や年齢などで受験生を一律に差別
することは無くなりました。とは言え、面接で例
えば多浪生に対して、「どうしてこんなに長く浪人
しているのか」といった質問が無くなったわけで
はありません。医学部受験での面接の重要性は、
変わっていません。

医学部の不正・不適切入試に関する裁判では、今
年5月に、順天堂大学に対して賠償を命じる判決
が下りています。

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