医学部入試

河合塾が、10月に実施した第3回全統共通テス
ト模試で、受験生が記した志望校を集計して志望
動向を分析しています。

共通テストの志願者は前年比98%でしたが、こ
の第3回全統共通テスト模試の受験者も前年比98
%でしたので、志望動向を見るのに適当だと思いま
す。

第3回全統共通模試の志望校集計から河合塾は、国
公立大学志望者は前年並みとしています。国公立大
学の具体的な志望動向では、旧帝国大学などの難関
大学、それに続く準難関大学の志望者が増え、その
他の国公立大学では志望者減の傾向、としています。

10月の模試ですから、受験生もまだ強気でいると
思いますが、共通テスト後の実際の出願がどうなる
のか、注目です。

学部系統別の国公立大学の志望動向について、理系
では獣医学部が1割増、「医・薬・歯」も増加、とし
ています。

さて、私立大学の志望動向ですが、私立大学全体と
しては微減としています。特に、私立専願者が減少
している、としています。その私立専願者では共通
テスト利用入試の志望者の減少が目立つことから、
私立専願者の共通テスト離れが伺える、としていま
す。

私は、私立大学の入試問題と共通テストの問題に違
いがあることから、私立専願者の共通テスト離れは
今後も広がりを見せると、考えています。

私立大学の学部系統別志望動向では、国公立同様に
獣医が志望増、としています。また、私立大学の志
望動向に影響を与えているのは「女子受験生」で、
「看護」では女子受験生が減少し、「医」では女子
受験生が増加している、と分析しています。

この流れで行くと、昨年志願者が大きく減少した東
京女子医科大学医学部の志願者は増えそうです。

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