私立医学部受験で、非常に関心の高い「私立医学部
偏差値ランキング」ですが、河合塾が1月18日に
最終版を発表しました。
河合塾の「2023年度入試難易予想ランキング
表」は、私立医学部の難易度を偏差値で表してい
ます。
ただ、注意しなければならないのは、「医学部の偏
差値」は偏差値1や0.5刻みではなく、偏差値2.5
刻みになっている点です。河合塾としては、医学
部の難易度は「偏差値1刻みで示すことが出来る
ほど、厳密なものではない」と考えているのだと思
います。
河合塾が私立医学部で最難関としているのは、ボー
ダーライン偏差値が72.5の慶應義塾大学医学部と
順天堂大学医学部B方式です。順天堂大学医学部
B方式は、募集人員5名ですから当然、難易度は上
がります。
私立医学部難易度ランキングで、最もボーダーライ
ンが低いとされたのは、岩手医科大学医学部地域枠
Cと地域枠D、川崎医科大学でした。
岩手医科大学医学部の地域枠CとDは、いずれも
出身地制限はありませんが、卒業後の勤務地や診療
科の指定を嫌う受験生が多いと思われます。
川崎医科大学は、学費が高いことから医学部志望者
が敬遠する傾向にあります。
これまでも、お伝えしてきましたが河合塾の私立
医学部難易予想ランキングでは昭和大学、東京医科
大学、大阪医科薬科大学、関西医科大学と東海
大学医学部が同じ偏差値ランク(67.5)となって
います。私は、「本当にそうなのか?」と感じま
す。
私立医学部偏差値ランキング(2023年1月版)
大学名・入試種別 ボーダー偏差値
慶應義塾 72.5
順天堂(B) 72.5
東京慈恵会医科 70.0
日本医科 70.0
順天堂(A)、地域枠 70.0
東北医科薬科 67.5
自治医科 67.5
昭和 67.5
東海 67.5
東京医科 67.5
東邦 67.5
東京医科 67.5
日本 67.5
大阪医科薬科 67.5
関西医科 67.5
産業医科 67.5
国際医療福祉 65.0
杏林 65.0
帝京 65.0
愛知医科 65.0
藤田医科 65.0
近畿 65.0
兵庫医科 65.0
久留米 65.0
福岡 65.0
岩手医科 62.5
獨協医科 62.5
埼玉医科 62.5
北里 62.5
東京女子医科 62.5
聖マリアンナ医科 62.5
金沢医科 62.5
岩手医科(地域枠) 60.0
川崎医科 60.0