医学部入試

2023年度の私立医学部一般は志願者増

2023年度私立医学部入試一般選抜と共通テスト
利用入試の志願者数の判明分について、河合塾がま
とめています。

3月24日付け河合塾のまとめによれば、私立大学
全体の一般選抜の志願者数は前年比96%と前年を
下回っています。一方で、私立医学部一般選抜の志
願者数は前年比101%と前年を僅かですが上回っ
ています。

私立医学部の根強い人気を感じます。

共通テスト利用入試ですが、河合塾のまとめによる
と、私立大学全体の共通テスト利用入試の志願者数
は前年比99%と僅かながら前年を下回っています。

これに対して、私立医学部の共通テスト利用入試は
前年比126%と大きく伸びています。

私立大学全体の共通テスト利用入試が前年を割る中、
私立医学部の共通テスト利用入試の志願者数が大幅
に伸びた理由について、2つの理由が考えられます。

1つ目は、「共通テストも2年分の過去問があり、学
力上位層は何をやればいいか分かるようになった」と
いうことが考えられます。

去年、一昨年は共通テストに対し「何が出るか分か
らない」と感じる受験生は多かったのですが、2年分
の過去問が揃い、「どう対処すればいいか」が見えて
きて、特に現役生の出願が増えたと思います。

2つ目の理由として、「過去2年の私立医学部共通テ
スト利用入試のボーダーラインが、センター試験時
代に比べ低く、受験生を後押しした」と言うことだと
思います。

センター試験利用入試の時代に比べ、共通テスト利用
入試のボーダーラインは、各大学医学部とも5%から
10%程度下がっています。

このことが、医学部受験生の共通テスト利用入試を後
押ししたと思われます。

*オンライン個別について詳しくはこちらから*