医学部入試

日大理工学部に付属推薦で進学、卒業後は吉本の芸人だった38歳が東大に合格

日本大学理工学部建築学科に日大付属高校から内部推薦で進学し、卒業後は

社会人を経験した後に吉本興業所属の芸人となり、芸歴14年で東京大学文科

2類に一般選抜で合格した芸人が話題となっています。

 

芸歴14年、38歳で東大に合格した人の勉強法は医学部受験、歯学部受験でも

非常に参考になりますので、紹介いたします。

 

「早稲田大学や慶應義塾大学出身の芸人は、すでにいっぱいいる。東大卒の芸人は

比較的少ないし、芸人になってから東大に入るのは面白い」といったようなことから

東大受験を考えたようです。東大での学生生活にも期待していたとのことです。

 

日本大学の付属高校から内部推薦で、日本大学理工学部に進学していますので、

本格的な受験勉強はしていないと思われます。しかも、38歳での合格です。

どの様な勉強方法だったのでしょうか。この方の勉強方法の中に2つ、「医学部

受験、歯学部受験でも使える」勉強方法があります。

 

この方は、3年間の受験勉強を経て東京大学文科2類に合格しました。勉強場所と

して選んだのは、東大受験専門塾でした。東大専門の塾ですから当然、学力に自信

のある塾生ばかりでした。しかし、この塾ではこの方のためのカリキュラムを作って

くれ、中学からのやり直しをアドバイスされました。この方も、塾のアドバイスを

素直に実行しました。

 

まさに、「戻る勇気」です。「中学のやり直し」をやっていては「間に合わない」と

思うものですが、「指示に従った」とのことです。「生徒に合わせたカリキュラムを

作った」、ということですら、個別指導の塾だと思います。集団授業では、なかなか

こういった柔軟な対応は難しいでしょう。生徒一人ひとりに合わせた授業を行う個別

指導だからこそのカリキュラムだと思います。

 

医学部受験、歯学部受験にも通ずるポイントの1つが、「戻る勇気」です。「戻る勇気」

については先日、お伝えしましたが、遠回りのように思えても結局は、最短距離での

ゴールとなります。

 

東京大学一般選抜は、共通テストを受ける必要があります。共通テストの教科は

国語、地歴公民、数学、理科そして外国語です。一般的に外国語は、英語を選択する

受験生が多いのですが、この人はフランス語を選択しました。塾のアドバイスも、

あったと思いますが、「英語では勝負出来ない」と考えて、フランス語を選んだのだと

思います。さすが、専門塾です。東大入試をよく分かっています。東大の一般選抜では、

2次試験でも外国語が出題されますが、フランス語を選択することが出来ます。また、

英語選択者にはリスニングが課されますが、フランス語にはリスニングはありません。

 

医学部受験、歯学部受験にも通じるポイントの2つ目は、「的確な入試戦略」です。

英語ではなくフランス語を選択したことが、東大合格の大きな後押しとなったと

思われます。

 

医学部受験、歯学部受験も多様化しています。合格の可能性を考えた「入試戦略」は

非常に重要です。医学部受験、歯学部受験は毎年変化を続けています。現在の医学部

受験、歯学部受験は「情報戦」とも言えます。噂に惑わされることなく、正確な情報

を早く掴むことが志望校合格の後押しとなります。

 

一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜も含めて医学部合格、歯学部合格

に向けた「的確な入試戦略」を考えてください。