第106回医師国家試験の合格発表がありました。
新卒と既卒を合わせた総数の全医学部中、
合格率トップは兵庫医科大学で96人が受験して
95人合格の合格率99.0%でした。
これに続くのが自治医科大学と浜松医科大学の合格率98.1%、
慶応大学と筑波大学の合格率98.0%でした。
また、新卒の合格率トップは兵庫医科大学と慶応大学の
合格率100%でした。
私立大学2校だけが新卒100%合格を達成しました。
医学部全体(予備試験などを除く)では、
新卒の合格率は94.1%、既卒の合格率は61.6%で、
新卒と既卒を合わせた総数の合格率は90.6%でした。
ちなみに東大は新卒、既卒を合わせた合格率は92.7%、
新卒のみの合格率は94.1%で、新卒で6名が国試に落ちています。
京大は新卒、既卒を合わせた総数で83.8%、
新卒で90.3%、既卒は合格率35.7%でした。
医師国家試験の合格率は新聞などにも掲載されますが、
ほとんどの場合総数のみが掲載されます。
私はむしろ新卒の合格率に注目してもらいたいと思います。
更に新卒の出願者と受験者の差にも注目してもらいたいと思います。
出願者と受験者の差を見れば6年生で卒業できなかった人数が分ります。
もちろん、メルリックスでは出願者数も把握しています。
昨年の慈恵医大は新卒の合格率100%を達成しましたが、
6年生全員を卒業させての100%合格でした。
そして、今年の慶応大学も6年生全員を卒業させての
新卒100%合格でした。
私立大学の医学部が2年連続の快挙を達成してくれました。
今日は、歯科医師国家試験の合格発表もありました。
全体の合格率は71.1%と合格率が90%を超える医学部に比べると
かなり厳しい印象を受けます。
歯学部全大学の中で合格率トップは合格率97.4%の
東京歯科大学でした。
新卒のトップも合格率98.4%の東京歯科大学でした。
つい先程、日本医科大学の繰り上げ合格の報告がありました。
補欠順位100番台の生徒のところに日本医科大学から
「合格」の電話があったということです。
日本医科大学に進学した昨年の生徒から
日本医科大学の面接対策の情報を十分聞いたことが
よかったのかもしれません。