先週の金曜日、土曜日に私立医学部推薦入試、私立歯学部推薦入試の発表が続きました。
見事に志望校に合格した生徒や親御さんから、多くのうれしい報告がありました。
合格の報告が届くのはうれしいのですが、一方で律儀に「ダメでした」、「不合格でした」との報告も届きます。
私自身が「この生徒は大丈夫だろう」と考えていた生徒もその中にいます。
合格の報告だと思って電話に出ると、「不合格でした」との報告の場合もあります。
思わぬ結果になった生徒本人が、一番辛いのは間違いありませんが、それでも辛い気持ちを抑えて報告の連絡をくれる生徒に、掛ける言葉もありません。
そうは言っても、一番つらい思いをしている生徒がそれでも報告をくれるのですから、「残念だったね」の一言で済ませるわけには行きません。
私は「あれだけ頑張ったんだから今は辛いだろうけど、気持ちが落ち着いたら前を向こう。
一緒に今回の分析をして、これからの作戦を考えよう。都合のいい日でいいから、来るように」と、話します。
生徒が色々話したいようであれば、聞き役に徹します。気持ちが落ち込んでいて、あまり話したくないようであれば、そう長くは話しません。
頑張った人ほど、思うような結果が出ないと落ち込みも大きいでしょう。
それはその通りだと思いますが、これまでの頑張りを次に生かさなければなりませんし、生かせます。
私立医学部入試も私立歯学部入試も、終わったわけではありません。
これまでの頑張りは、間違いなく次に生かせます。
このブログの読者の中にも、厳しい結果が出て落ち込んでいる受験生や保護者の方もいると思います。
志望校合格に向かって頑張って来たのですから、落ち込むのは仕方ありません。
しかし、志望校合格のチャンスが無くなったわけではありません。
気持を落ち着けることが出来たら、次のチャンスに向かっての計画、作戦を考えてください。
保護者の方は、保護者の方も辛いと思います。
受験生本人への接し方は、基本的に「見守る」でいいと思います。
親として言いたいこともあるかもしれません。
しかし、受験生本人の気持の整理がつく前に言ってしまうと、親への反発だけになってしまいます。
受験生本人の様子を見ながら話すタイミングを考えてください。
「徐々に」でもいいと思います。
受験生が話したがれば、しっかり向き合って聞いてください。
そうすることで、気持ちも落ち着いていくと思います。
厳しい結果となった受験生が、今の気持を吐き出すことも、次のステップに向かうために大切な事です。