東京医科大学では医学部学校推薦型選抜(推薦入試)で、今年から「全国ブロック別学校推薦型選抜」を新たに実施しました。
オンライン個別指導メルオンからも合格者が出ましたが、振り返ってみると狙い目だったと言えそうです。
私立医学部入試で、新しい入試の初年度は気が付かない受験生が多く志願者が少なくなる傾向にあります。
東京医科大学推薦入試の「全国ブロック別学校推薦型選抜」も、志願者が非常に少ない結果となりました。
東京医科大学の全国ブロック別推薦は、全国を6つのブロックに分けて各ブロックから合格者を1名選抜します。
募集人員1名ですから非常に厳しい医学部入試に見えますが、一般公募推薦や地域枠推薦との併願が出来ますので、「チャンスが増えた」と考えるといいでしょう。
東京医科大学一般公募推薦入試の志願者は99名でした。
茨城県地域枠の志願者は28名、新潟県地域枠の志願者は5名、埼玉県地域枠の志願者は14名でした。
これらの一般公募枠、地域枠でまず合否が判定され、合格した場合は一般公募枠、地域枠が優先されます。
一般公募、地域枠が不合格だった受験生の中から基礎学力検査と小論文の上位者に対して、改めて面接を行い最終の合否を判定します。
メルオンの生徒で、地域枠で合格した生徒は全国ブロック別推薦の面接は受けることなく東京医科大学への進学が決まりました。
全国ブロック別推薦で合格したメルオンの生徒は、一般公募推薦では不合格でしたが、改めて面接を受け全国ブロック別推薦で合格となりました。
この全国ブロック別推薦の志願者ですが北海道・東北ブロックが6名、関東甲信越ブロックが56名、東海・北麓ブロックが5名、近畿ブロックが7名、中国・四国ブロックが5名、
九州・沖縄ブロックが3名でした。
この志願者のうち、一般公募と地域枠の合格者を除いて全国ブロック別の合否判定が行われますので、例えば九州・沖縄ブロックへの志願者3名のうち2名が一般公募枠で合格した場合、実質の志願者は1名となります。
こう考えると、「狙い目だった」と言えそうです。
東京医科大学の面接では、「これを言えば面接官は大いに喜ぶ」という質問への答えがありますが、メルオンの生徒が合格した理由の一つになっていると思います。
なお東京医科大学では来年から、さらに新しい医学部入試、「学士選抜」と「学校推薦型選抜(英語検定試験利用)」を始めることが発表されています。
実施初年度は、「狙い目」になると思います。