昨日はメルリックス学院の合格祝賀会でした。
毎年、メルリックス近くの会場を借りて行うのですが、
今年は東日本大震災のこともあり、
実施するかどうか正直迷いました。
けれど、合格した生徒さん達にとっては
一生に一度の祝賀会です。
派手な演出はやめて、アットホームな形で
やることに決まりました。
会の最初に震災で被災された方々を悼み、
黙祷を行いました。
出席してくれた生徒さんの中には、
福島県にご実家がある生徒もいました。
色々と大変な中、それでもせっかくだからと
出席してくれて、非常に嬉しく思いました。
また、祝賀会当日に、獨協医科大学の繰上合格が
回ってきた生徒さんがいて、
実家から急遽駆けつけてくれました。
祝賀会は派手な演出を控えたことで
講師の方々やチューターと
生徒さんが語り合う時間が増えて、
結果的に良かったのではないかと思います。
毎年のことですが、
この日、初めて顔を合わせる
同じ大学に進学する生徒さん同士を紹介したり、
この日のために駆けつけてくれたメルリックスの卒業生に、
4月から後輩になる生徒さん達を紹介しました。
きっといい情報交換ができたでのはないかと思います。
毎年、何人かの生徒さんに
ステージに出て挨拶してもらうのですが、
今年はいつもよりたくさんの生徒さんに
挨拶してもらうことができました。
皆さん「メルリックスに来てよかった」
「メルリックスは最高でした」
と言ってもらえて、こちらも感無量でした。
中でも、去年合格祝賀会の入口で
「来年は絶対ここに来る」と涙を流した生徒さんが
今年は見事合格を決めてくれて、
笑顔で挨拶してくれた時は、
よくこの1年間、頑張ってくれたと
非常に嬉しく思いました。
ところで、私も思わず涙ぐんだ
生徒さんの挨拶がありました。
何年も浪人してメルリックスに通っていた生徒さんで、
1度は歯学部に進学しましたが、
やはり医師になる夢を諦められずに、
大学を休学してメルリックスで勉強していました。
これまでの道のりと合格の喜びを
飾らない言葉で語ってくれて、
途中で感極まって言葉に詰まる場面もありました。
生徒の何人かも泣いていたようです。
私も思わずこみ上げるものがありました。
震災で大変な被害に遭ってらっしゃる方がおり、
首都圏でも節電が叫ばれている中で、
本当に実施してよかったのだろうかという迷いが
吹き飛ぶような、本当にいい会でした。
そういえば、昨日の祝賀会のために、
メルリックスの卒業生で
聖マリアンナ医科大学を卒業して
医師になった方からお祝いのメッセージを
いただいていました。
残念ながら祝賀会では紹介できなかったので、
ここでご紹介させていただきます。
『合格者のみなさまおめでとうございます。
メルに通っていた日はついこないだな気がしますが、
8年の月日は、あっという間でした。
8年前の大学の合格通知を受け取った時はただただ嬉しく、
2年前の国家試験の合格通知は嬉しい気持ちよりも安堵し、
この春、研修医の修了判定を受け取った時は
嬉しいより安堵よりこれからの責任の重さに背筋が伸びました。
合格通知をもらったこの春の気持ちをこれから先、
ずっと忘れないで頑張ってください。』
また、この先輩からは
「聖マリアンナ医科大学に進学するメルリックス生がいたら、
ぜひ私のメールアドレスを教えてあげて下さい」
という温かい言葉もいただきました。
さて、杏林大学のセンター利用入試の
繰り上げ合格が来たというご報告をいただきました。
50番台前半の方です。
この方は他の医学部にも合格しており、
そちらは辞退するとのことなので、
その分、誰か1人が繰り上がることになります。
繰り上げ合格は3月末まで続きます。
まだ繰り上げの連絡が来ていないという方、
もうしばらく待ってみて下さい。