高校生も浪人生も、新年度になり気分も新たに毎日、
勉強を続けていることだと思います。
ここで一度、立ち止まって考えてもらいたいことが
「何のために勉強をするのか?」ということです。
「勉強をする」ということには様々な意味があるでしょう。
教養を身に付ける、物事の考え方を身に付ける、努力することを覚える
、自分が将来学ぶ専門分野の基礎知識を身に付ける、様々なことを
学ぶ中で自分の興味や進むべき方向を探る、など数え上げたらキリ
がないでしょう。
しかし、受験生の皆さんにとっては直接的には
「志望校に合格するために勉強する」でしょう。
もちろん、勉強をすることには様々な意味があることは
先程述べたとおりです。勉強することには様々な意味がありますが、
受験生にとってはまず第一に「志望校に合格するため」でしょう。
そうであるなら、まずは
「志望校に合格するために必要なことを勉強する」
ということになるでしょう。
もちろん「志望校に合格するためには、取り敢えず必要ない」
ことを勉強してはいけないと言っているわけではありません。
そうは言っても受験勉強に使える時間は限られているわけですから
受験生であるなら、まずは
「志望校に合格するために必要なことに集中して勉強しよう」
と言っているわけです。
では「志望校に合格するために必要なこと」とはどのようなことでしょう。
それは「志望校の入学試験に行った際、そこで出題された問題を解く力」です。
もっと言えば「そこで出題された問題を全て解く力」が必要なわけではありません。
すべての科目で満点が取れればいいのはもちろんですが「志望校に合格する」
ということを考えれば「合格最低点は何回やっても必ず取れる」ということが何
より大切です。
受験生にとって「何のために勉強するのか?」ということは「志望校の入試で
合格最低点は確実に取れるようにするため」のはずです。
医学部や歯学部の入試では学力試験のほかに小論文と面接も課されることが
一般的ですので当然、小論文と面接の準備も必要ですが、学力試験の部分では
「合格最低点を確実に取れるようにするための勉強」を心掛けてください。
では「合格最低点を確実に取れるようにするための勉強」とはどういった
勉強でしょうか。
これについては次回お伝えいたします。