先日、日本私立学校振興・共済事業団の私学経営情報センターから
私立大学の入学志願動向が発表されました。
よく新聞などで
「私立大学の約半数が定員割れ」
などと報道されますが、そのデータはこの私学経営情報センターのものです。
今年は7月30日に私立大学の入学志願動向が発表され、
新聞各紙が一斉に
「ほぼ半数の私立大学が定員割れ。依然厳しい私大経営」
などと紙面に掲載しました。
ちなみに定員割れの大学は570校中265校でした。
日本私立学校振興・共済事業団の調査では、
入学定員充足率の他に、さまざまな調査結果が公表されています。
その調査結果には各大学の志願倍率の調査もあります。
それによれば、私立大学570校中、志願倍率9倍以上の大学は
前年より2校減ってわずかに73校しかありません。
私立医学部をずっと見続けている私にとって、
志願倍率で10倍以下はあり得ない数値です。
私立医学部の志願倍率は50倍を超えるケースもあります。
私立大学の大学別の志願倍率で一番多いのは、
1倍台で179校です。
1倍未満、つまり志願者自体が定員より少ない大学が65校あります。
ほぼ半数の大学が志願倍率で2倍までいかないということです。
ここでも大学入試全体の流れと医学部入試は別物だということがわかりますね。
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今日から夏休みで北海道に来ています。
こちらは気温は30℃ぐらいまで上がることもあるものの、
湿度のせいもあるのか、東京とは空気が違います。
特に朝晩は涼しく感じるほどです。
夏休み中も、このブログは毎日更新していくつもりですので
よろしくお願いいたします。