北里大学は、医学部の他に薬学部、看護学部、
医療衛生学部、獣医学部など全部で7学部を
有する「生命科学の総合大学」です。

2015年に大村智特別栄誉教授がノーベル生理
学医学賞を受賞したことは記憶に新しいところ
です。

北里大学医学部は、繰り上げ合格まで含めた
合格者の最低点を公表しています。昨年の合
格最低点は500点満点で278点、一昨年は
282点で、6割を下回っています。3年前は
333点、66.6％と高かったのですが、ここ2
年は55％程度ですので、まずは6割を意識
するといいでしょう。

北里大学医学部一般入試の配点は英語150点、
数学150点、理科2科目200点と理科に比べ
数学と英語の配点が高くなっています。理科
の仕上がりが遅れがちな現役生には、ありが
たい配点と言えるでしょう。

北里大学医学部の英語は試験時間70分、大問
6題で全問マーク式です。長文や会話文で選択
肢から最も適切な内容のものを選ぶものなど、
最近の出題内容に大きな変化は見られません。

一つひとつの問題は、それほど難しいわけでは
ありませんが70分の試験時間で解くには問題
量が多くなっています。北里大学医学部の英語
は、英語をきちんと勉強した受験生なら時間を
掛ければ十分に解ける問題ではありますが、実
際の入試では試験時間の壁が立ちはだかります。
試験時間を意識して要領よく解いてください。

北里大学医学部の数学は、大問3題で証明
問題や微分積分がよく出されています。
難問揃い、ということはありませんが計算
に手間がかかる問題もあり手際よく解くこ
とが大切になります。

北里大学医学部の化学は、「よくある問題」
が、ほとんどです。理科2科目で100分と
時間は短いのですが、思い出すのに時間を
使わなければ高得点が望めます。7割は欲
しいところです。

北里大学医学部の正規合格者と繰り上げ
合格者の得点の差を見ると昨年は2点、
一昨年は4点、3年前は2点です。1点で
大きく順位が変わっていることが分かり
ます。

北里大学医学部の入試で出題される問題は、
「見たことがある問題」が多くなります。
難しくはない問題が多くなりますので、焦
ってのミスは絶対に避けなければなりませ
ん。確実な解答を心がけて下さい。

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