明日、1次試験が行われる金沢医科大学の
試験時間は英語60分、数学60分と短い
のですが、理科は2科目90分、1科目当
たり45分と更に短くなります。
金沢医科大学の一般入試では、与えられた
試験時間をどう効率よく使うかが合否を分
けます。
金沢医科大学の英語は、大問4題で全てマ
ーク式になります。昨年は、文法の単独問
題が無くなり長文問題だけになりました。
4題の長文問題を60分で解くことは簡単で
はありません。その上、金沢医科大学の長
文は、文章量もしっかりあります。設問自
体は素直な設問ですが、この量をこなすの
は、なかなか大変です。
設問も英語で書かれており、細かい指示が
書かれていることもあります。時間に追わ
れて、英語で書かれた設問をきちんと読ま
ないと、思わぬ間違いを犯してしまうこと
も十分に考えられます。
金沢医科大学の英語は、まず問題文を正確
に読むところから始まります。
なお、長文の内容は「いかにも医学部入試」
と思わせる文章が多くなります。医学・医
療に関する文章に慣れていると、多少はス
ピードが上がると思います。
金沢医科大学の数学は試験時間60分、大
問4題、オールマーク式です。
特定の分野に偏ることなく、幅広い分野
から出題されています。苦手分野を無く
し、バランスの取れた学力が望まれます。
問題を見た瞬間は手強そうに見えても、
上手く誘導になると案外スムーズに解答
までたどり着ける問題もあります。誘導
の意図を考えてください。
また、図形やグラフの絡んだ問題も多く、
こういった問題をもう一度見直しておく
といいでしょう。
金沢医科大学の理科は、他の医学部入試
では見られないほど試験時間が短く設定
されています。しかし、問題そのものは
総じて「よくある問題」です。試験時間
の短さに惑わされることなく落ち着いて
問題に立ち向かってください。
金沢医科大学の1次試験合格最低点は、
昨年が400点満点の264点(66.0%)、
一昨年が271点(67.8%)、3年前が
273点(68.3%)でした。いずれの年も
7割を下回っています、
この数字は、1次試験合格者の最低点です。
金沢医科大学一般入試では、7割で満足
せず、そこから少しでも得点を積み上げ
ることを目指してください。