医学部再受験

大学に入学後、卒業後あるいは社会人となった後から医学部や歯学部への進学を目指す、再受験生は増加傾向にあると感じます。

医学部受験でも歯学部受験でも、再受験生が志望校に合格するポイントは、たった一つです。

 

現在、私立医学部で再受験生限定の医学部入試を行っている大学は岩手医科大学医学部、獨協医科大学、北里大学医学部、東海大学医学部、久留米大学医学部の5校がありますが、今年から東京医科大学が新たに募集人員2名で学士選抜を始めます。

 

私立歯学部では愛知学院大学歯学部を除く16歯学部で編入学試験を行っています。

特に歯学部は、再受験生の受け入れに積極的です。

 

メルオンでも今年、医学部にも歯学部にも再受験生が進学しました。

医学部に進学した生徒は、もともと医学部志望で長く浪人生活を送ったあと他学部に進学した生徒で、医学部への再チャレンジでした。

歯学部へ進学した生徒は、音楽大学を卒業した生徒でした。

 

様々な経歴の再受験生たちが医学部や歯学部に進学していますが、再受験生が医学部や歯学部に合格するために「学力」以上に大切なことがあります。

 

それは、「本気か?」です。

 

医学部再受験生も歯学部再受験生も、他学部で学んだ経験があるはずです。

前の大学受験の時には医学部受験、歯学部受験を考えなかったとすると、「なぜ今になって医学部(歯学部)なのか?」ということが再受験生の合否を大きく左右します。

 

国立大学ですが、新潟大学歯学部の編入学試験は、小論文と面接だけになります。

小論文は、ごく普通の小論文で小問の一つが「英語」と言えないことはありませんが、数学や理科といった学力試験はありません。

東海大学医学部の再受験生限定の試験「展学のすすめ」は、英語と小論文、面接になり、やはり数学や理科は課されません。

 

この新潟大学歯学部の編入学試験や東海大学医学部「展学のすすめ」に、医学部や歯学部の本音が見て取れます。

2年次編入や1年次後期に入学すると一般教養は無く、医学や歯学の専門科目を学ぶことになります。

大学で学んだことも含めて、いわゆる「学力」以上に「入学後、本気で医学や歯学に取り組んでくれるのか?」、「年下の同級生のお手本となれるのか?」が問われます。

医学部や歯学部の方たちと話していると、「再受験生に期待すること」、「再受験生に警戒すること」が、よく分かります。

 

詳細はお伝え出来ませんが医学部再受験生、歯学部再受験生の皆さんは「医学部、歯学部が期待する再受験生で、警戒するような再受験生ではない」ことを上手く伝えられるように準備してください。

 

医学部も歯学部も入試要項にはっきりと「面接で評価が低い場合は、他の試験の成績によらず、不合格とする」と書いてある大学が増えています。

 

ちなみに再受験生の面接では「なぜ今になって医学部(歯学部)なのか?」、「現在の状況のどこが満足できないのか?」、「これまで学んできたことは、入学後どう生かすのか?」、「2度目の大学生活の抱負」、「年下の同級生と上手くやれるのか?」、「卒業後の展望」などが聞かれます。

 

答えを準備する時には、「自分が満足する答え」ではなく、「面接官が満足する答え」を準備してください。