医学部再受験

東京医科大学で学士選抜と英語検定試験利用推薦入試の新たな医学部入試を実施

東京医科大学では新しい2つの医学部入試を今年から実施します。

1つは、大学卒業生または卒業見込みの医学部再受験生を対象とした学士選抜です。

 

東京医科大学が学士選抜を実施する意図として、「本学学生のバックグランドの多様性を確保し、将来、幅広い視野を持って医療に貢献できる人材を育成する目的で学士選抜を実施します」としています。

 

医学部編入学試験ではありませんので、1年生として4月に入学することになります。

なお、学士選抜での入学者は初年度の授業料、290万円が免除されます。

 

募集人員は「2名以内」と少ないのですが、医学部再受験生限定の医学部入試ですからライバルは少なく、受験資格を満たす再受験生は、受験を検討してもいいと思います。

試験日と試験内容が学校推薦型選抜と同じですので試験問題は、これまでも行われてきた学校推薦型選抜と同じ問題が使われると考えていいでしょう。

 

試験内容は既に公表されていて数学、物理、化学、生物の基礎学力検査と小論文、面接、書類審査になります。

基礎学力検査では数学の他に物理、化学、生物の理科3科目が出題され、理科3科目を解くことになり、受験生の負担は多少大きくなります。

 

英語は小論文として出題され、通常の日本語の小論文と合わせて2題が出題されます。

東京医科大学の学校推薦型選抜で出題されてきた日本語と英語の小論文は簡単ではなく、しっかりとした準備が必要です。

 

学士選抜は学校推薦型選抜と同じ問題となると思われますが、東京医科大学の学校推薦型選抜の基礎学力検査と小論文の過去問は、東京医科大学のサイトにアップされていますので、準備はしやすいと思います。

 

学校推薦型選抜では新たに、英語検定試験利用の推薦入試を新設します。

これまでの学校推薦型選抜と同じ日に、同じ試験内容で行われ2つの学校推薦型選抜を併願することも出来ます。

ただし、茨城県地域枠、新潟県地域枠、埼玉県地域枠、全国ブロック別との併願は出来ません。

 

これまでの学校推薦型選抜の合否判定に「英語検定試験のスコアを加味する」という事のようです。

英語検定試験の配点等は、まだ発表されていませんがCEFR B1以上のスコアを持つ受験生が対象となります。

 

東京医科大学の学校推薦型選抜に出願する受験生で、CEFR B1以上のスコアを持つ受験生は全員、通常の学校推薦型選抜と併願すると思われます。

募集人員は「3名以内」となっています。

 

メルオンでは昨年の東京医科大学の学校推薦型選抜に2人が合格しましたが、合格者を見ていると最も合否を左右すると思われるのは、日本語と英語の小論文です。

基礎学力検査対策は誰もが行うでしょうが、小論文にどこまで力を入れたかが合否を左右すると思います。

 

メルオンでは東京医科大学学校推薦型選抜対策講座を行いますので、学校推薦型選抜や学士選抜を受験される方は、ぜひご利用ください。

詳細は、後日お伝えいたします。